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・淡路島に移住したい!
・実際の暮らしはどうなんだろう?
・淡路島に移住した人は、どういう理由で移住したんだろう?
・移住前に何をメリット・デメリットとして捉えて判断したのかが知りたい
こんな疑問に回答します。
- 東京から淡路島に移住した人の思考の経過
- 移住先を淡路島に決めた理由
こんにちは!当ブログを運営している「コバヤシ@koba_iju」です。
東京から淡路島に移住して、古民家を直したりライターをしたり、複数の仕事をしながら家族で暮らしています。
淡路島は神戸から近くも、島の暮らしが味わえる「トカイナカ(都会と田舎の両方)」な地域として、移住を考えている方が増えてきているように感じます。
本記事では、東京から淡路島に家族で移住した私が「移住先をなぜ淡路島にしたのか?」について解説していきます。
- 淡路島に移住先を決めた理由。メリット捉えたところ
→妻の実家が割と近い
→気候が良くて自然が近い
→移住者が多い
→地域おこし協力隊のチャンスが転がっていた - それでも淡路島に移住した、デメリットと捉えたところ
→仕事がなさそう
→買い物が不便になりそう - 移住してどうだったか!ギャップは?
→想像以上に素晴らしい景観と爆上がりの幸福度
→虫ヤバイ
→仕事はつくれそう
→Amazonがあれば大丈夫
妻とこども(1歳)の家族3人で地方移住を検討していた私たち。
「どんな場所に移住したいのか?」を家族で話し合い、こんな場所を求めていました。
- 実家が近い(兵庫か新潟かそこに容易に行きやすいか)
- 自然が近いところ
- 気候が良いところ
- 移住の先輩が多いところ
- 地域おこし協力隊を募集しているところ
私たちが理想の移住先を選ぶ際の軸や移住先の絞り方については、こちらの記事に詳細を書きました。
「地方移住を考えているけれど、移住先ってどうやって選んだらいいんだろう?」
「いろいろな地域があるし、選べない」
といった方は先にこちらの記事を読むと参考になるかと思います。
移住先を淡路島にした理由は5つあります。
- 気候が良くて自然が近い
- 京阪神が近くて高速バスでいける
- 移住者が多い
- 地域おこし協力隊のチャンスが転がっていた
- 妻の実家が割と近い
他の移住候補先と比較して、この5つが魅力的でしたので、淡路島に移住をすることにしました。
移住を決めた理由は、あくまで「移住をする前」の捉え方になってしまうので、今回は淡路島への移住を考えている方向けに、「移住後のギャップ」もあわせて1つずつ解説していきます。
移住前に感じたメリット(移住した理由)に対して、移住した後結局どうだったのか?(移住後のギャップはあったのか)を実体験をもとに考察していきます。
淡路島は、”雨が少なくて温暖な瀬戸内気候”である点が、普段の暮らしのしやすさのポイントが高いと判断していました。
そして、淡路島は海と街が近く、自然が近い地形になっているところも自然が近くに感じられると感じたメリットです。
自然が近いのは田舎の醍醐味であり、最大の魅力ですよね!
東京に暮らしていた時は、普段の暮らしに”海”というのはなかなか入ってきませんでしたので、島暮らしに憧れも少し憧れていました。
また、わたしたちの移住先選びには、こどもを育てる場所選びという意味合いもありました。
自然が近い環境で子育てができる、すなわち生活圏に気軽に行ける自然(海や山・川など含む)がある場所として、“淡路島”が条件に合致していると感じていました。
こどもたちには、野を駆け回って育ってほしいわ
実際に淡路島に移住した後、「生活圏に気軽に行ける自然(海や山・川など含む)がある場所」をどう感じたか?ここを深堀していきます。
一言でいうと、日常に豊かな自然が入り込むことによって、精神的なQOLは非常に高くなりました。
普段の暮らしの生活圏に、海や川があるとかなり幸福度があがることが実感できました。
移住前は、頭の中で「たぶんそうだろうな」くらいしか考えていませんでしたが、実際に近い距離にきれいな海や癒される川のせせらぎがあると幸福度が爆上がりします。
ここは、想定していた以上でした。
一方で、自然が近いということは、「虫」たちとの共生にもなります。
梅雨の時期になると、ムカデやヤスデ、クモなどが家の中でちらほらでてきます。
安らぎである家の空間に虫が出てきてしまうのは、虫が苦手な方には厳しいと思います。
わが家は小さなこどももいるので、寝る場所には蚊帳を使い、対策をしています。
「自然が近い」と言えば聞こえはいいですが、日常の暮らしには「虫との共生」もありますので、ここはしっかりと理解した上で判断するといいでしょう。
都心部で暮らしていると、これまでの「都会的な暮らし」と一気に離れるのはなんとなく不安…という方もいらっしゃると思います。
私たちもなんとなくそんな思いもありました。
・買い物ができる
・映画館で映画が見れる
・遊ぶところがある
・仕事がある
淡路島は”離島”のようになっていますが、明石海峡大橋で本土とつながっています。
友人には完全な離島だと思われていました(笑)
神戸まで高速道路を使って1時間ちょっとで行けて、都会的な暮らしが比較的近い立地になっています。
神戸はかなり都会の街ですので、都会的な暮らしに必要なものは全て揃っています。
淡路島からは、公共交通機関である高速バスで一本でいけるので、島暮らしをしていると言えどもすぐお隣に神戸がある感覚でした。
移住前はこんなイメージで、ふわっと“神戸が近い”って便利だろうなと思い、メリットと感じていました。
淡路島と神戸の街をつなぐ高速バスは、想像していたよりも多くて意外と多くて便利でした。
1時間に1本とかだよね~…って思ってたけど
多い時間帯は20~30分間隔ででていたりします。
私は、淡路島から神戸へ行って、新幹線や飛行機で移動する機会が移住してからいくつかありました。
平日の通勤時間帯には1時間に数本でていたりするので、それなりに使われている人も多くて驚いた印象があります。
これは悪いギャップですね。
都会暮らしをしていると、電車に揺られて1時間~1時間半あればたいてい関東近郊はいけると思います。
都内から千葉や神奈川まで1時間半あればたいていのところいけるよね
淡路島も神戸三宮までバスで1本(70分とか)なので、都内のバスとそんなに変わらない気もします。
が、しかし淡路島は神戸に行くときに”必ず”(何がどうなっても!)この時間は発生するというのが都内とは違いますね。
毎回この移動に要する時間がかかると、頻繁に神戸に行くとなると結構つかれるなぁという印象です。
今のところ、用事があって県外にでるためにしか使っていないので、頻繁に京阪神にでるということはありません。
これが、仕事で毎日神戸に出るという方は、それなりに通勤疲れがあるかもしれませんね。
それでも”都内の満員電車に揺られて1時間”に比べたらバスの場合は”しっかり座って1時間”が確定しているので苦じゃないかもしれないです。
淡路島に移住したいと思った時、比較的情報収集はしやすかった感覚があります。
わたしの場合は、東京の有楽町にあるふるさと回帰支援センターで移住相談をした後、淡路島の移住支援をしているNPO法人「あわじFANクラブ」さんのあわじ暮らし総合相談窓口にお世話になりました。
こちらの担当者の方を中心に移住に関する情報をいただき、淡路島をめぐる一泊二日のオーダーメイドツアーを企画してくれたり、先輩移住者を紹介してくれたり、かなり手厚い移住支援でした。
淡路島は移住定住の促進を自治体の部署でも積極的にやっています。
オンラインでの移住相談会に私も参加したりしました。
オンライン移住相談に関しては、記事の一番最後にわたしが登壇した時の相談会資料と音声解説の記事をリンクで張り付けているので、ぜひご覧ください!
また、最近では都内に自治体(下記のツイートは洲本市)のサテライト移住相談事務所も用意されており、都心部にいながらも自治体の方と直接会って話すことができる状況にもなってきています。
こういった、移住支援が実ってかなり移住者の方が増えているようでした。
移住者が多いと当然メリットが多く、既存の住人の方の受け入れの心理的ハードルが下がっていたり(移住者になれている)、移住してからの情報の得やすさや人脈の広がりもポジティブな側面が多いです。
移住者が多い場所を選ぶというのは、移住後に人脈づくりがしやすい環境ですので、このポイントは押さえておくとよいですね。
移住者は移住者同士で固まってしまって、現地の方となかなか距離感が縮まらないといった話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
わたしが淡路島に移住して感じたのは、人脈が広がるコミュニティに飛び込むと移住者だとか現地の人だとかはあまり関係がなく、一気に人脈が広がるという印象です。
どうやってそんなコミュニティ見つけたらいいの?
わたしの場合は、地域で開催されるイベントの運営のお手伝いを買ってでて参加しました。
一般参加者として言ってみるだけでも良いのですが、一緒に準備やお手伝いをすることによって、運営者や出店者さんと知り合いになったり、顔をつないでくれる感じになるので、とてもオススメの方法です。
移住先を選ぶ際、地域おこし協力隊制度が運用されているかどうかは移住の決め手になりました。
淡路島は、淡路市・洲本市・南あわじ市の3市で成り立っていますが、どの市でも地域おこし協力隊制度が運用されています。
実際に会社を辞めて家族で移住をするとなると、その後の仕事や収入の不安があります。
移住後の仕事の選択肢の1つとして「地域おこし協力隊」を使えば、着任後3年間は固定の収入がありつつ、人脈を作りながら移住先に入っていける可能性がありました。
また、移住後は独立起業を考えていたので、地域おこし協力隊制度における人脈や卒隊後の起業支援金や優遇される融資制度(優遇金利)は非常に魅力的でした。
妻も子どももいるわたしにとって、移住後の当面の収入を確保しつつ移住をする現実的な手段として、地域おこし協力隊制度の活用は必須だったという思いでした。
当ブログでは、地域おこし協力隊についても発信しています!
実際に地域おこし協力隊として移住してみて感じたのは、協力隊1年目の家計は想像以上に厳しいものだったということです。
もちろん、地域おこし協力隊制度を使うことによって家賃や車両の負担がなかったり、毎月固定収入があることで生活が大いに担保されているので、めちゃくちゃ有用な制度であることは間違いありません。
これから移住する方には、自治体選びは慎重にしたうえで強く地域おこし協力隊をオススメしたいくらいです。
それでも、脱サラ1年目というのは非常に『税金・社会保険』の負担が大きいので、地域おこし協力隊の収入があったとて、収支はかなり厳しくなるということが分かりました。
わたしの移住1年目(脱サラ×地域おこし協力隊)の収支は、当ブログでも毎月公開しておりますので、脅威がある方はこちらからご覧ください。
淡路島は、兵庫県内にある妻の実家に比較的近いところも移住時のポイントでした。
移住後にも納得しましたが、やはり実家が近いところに移住してよかったなと思います。
頻繁に帰ってまーす!
淡路島は、本土の方面にでるには必ず高速道路を使う必要があります。
そのため、島外に出る機会が多くなるとこの高速道路料金がけっこうかかります。
神戸が近いので車でちょちょいとでかけることはできるのですが、高速道路を使うとそれなりに毎回の料金が発生するので、頻度に寄りますが経済的には少し負担があるなと感じました。
頻繁に実家に帰ってるから高速代が高い!
- 淡路島には仕事がないんじゃないでしょうか?
- 色々な職種の人がいました。そしてみなさん、複数の仕事を持ち合わせながら島内外の仕事で生計を立てているようです。
移住前に一番心配なことは「仕事」でした。
移住してからの収入に見通しが立っていない状況での移住は、個人的な感覚としてリスクが高いと判断していたので、どうやって収入を確保しつつ移住するかを考えていました。
淡路島に移住したとしても、最初からがりがり仕事を見つけて働いていくことができるか正直無理なんじゃないかな?仕事ってそんな無いんじゃないかな?とそんな感覚でした。
そのため、私は「地域おこし協力隊」として移住をしていく手段をとったという次第です。
淡路島に移住して感じたのは、本当に色々な職種の人が多いこと。
そして、それぞれ複数の仕事を掛け持ちしながら島内外から仕事を獲って仕事をしている感じがありました。
そのため個人事業主さんも多く、わたしが目指している個人で稼ぐライフスタイルを実践している人が多かった印象です。
移住してまで環境を変えるなら、仕事は自分で創ったり複数掛け持ちしながら色々なことに挑戦したいと思う人が多いのかも!(わたしもそうです)
- 島暮らしだと買い物って不便にならないですか?
- 場所によりますが、わたし住んでいるところはスーパーまで車で10分なので問題ないです。
そしてAmazon は島でも翌日には届くので最強です。
東京で暮らしているときは徒歩で10分圏内にスーパーがあったり最寄り駅にドラッグストアがあったりしたので何も不便ではありませんでした。
また、電車に乗って新宿や渋谷に降り立てばいくらでもショップが立ち並んでおり、すぐに購入することができました。
実際田舎に移住するとなった時に買い物の利便性って意外と深刻な問題では?と考えていました。
欲しいものは欲しい時に買いたいよね
もちろん住む場所にもよると思いますが、淡路島の場合も買い物ってけっこう苦労するのかなぁと考えていました。
移住後、買い物で苦労しているかというと…
Amazonが最強なので全然困りません。
淡路島も一応離島っていえば離島な気はしますが、それでもAmazonで購入したものは翌日に届きますね。
淡路島でもインターネットさえあればモノが翌日に届く世界です。
だからそんなに気が狂いません。
普段のスーパーなどの買い物は、どこの田舎も同じですが住む場所によります。
私は今は市街地に住んでいるのでイオンやマルナカといったスーパーが車で10分圏内にあるので割と便利です。
ただ、今直している古民家があるところは山の中なのでそこからだと片道15分くらいかかりますね。
それでも車で1時間かけてスーパーに行くというわけではないので便利です。
淡路島は比較的コンパクトに拠点がまとまっているエリアもあるので、そのあたりに移住すると利便性は確保できますよ。
- 淡路島に移住先を決めた理由。メリット捉えたところ
→妻の実家が割と近い
→気候が良くて自然が近い
→移住者が多い
→地域おこし協力隊のチャンスが転がっていた - それでも淡路島に移住した、デメリットと捉えたところ
→仕事がなさそう
→買い物が不便になりそう - 移住してどうだったか!ギャップは?
→想像以上に素晴らしい景観と爆上がりの幸福度
→虫ヤバイ
→仕事はつくれそう
→Amazonがあれば大丈夫
いかがだったでしょうか。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
これから淡路島に移住を検討されている方の参考になったらいいなと思います。
淡路島への移住を検討されている方は
・移住後の生活費がどれくらいかかっているのか?
・いくらあれば生計が成り立つのか?
こんな内容も気になるのではないかなと思います。
わたしも移住して1年以上経ち、生活収支に関するデータが蓄積してきたので、移住者の生活費データをレポートにまとめました。
他人の家計簿、覗けます。
— ライターこばだんな|移住の人🧅 (@iju_kobayashike) August 16, 2022
移住相談セミナーの時や各メディアのインタビューでよく聞かれた「移住後の生活費」を1年分データレポートにして有料noteにしました(2万字🙇)
『#地方移住 したいけど、生活費いくらかかるの?』が分からず、悩まれてる方へ届いたらいいな!
▶ https://t.co/tBdVt7u24k pic.twitter.com/KrxHzFr5MY
興味がある方は、ぜひ上記もあわせてご覧ください!