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・移住したいと思うけど、なかなか検討が進まない
・なんとなく移住したい気持ちがあるけれど、つぶやくだけに終わっている
・移住に興味があるけれど、本当に移住したいか分からない
こんな気持ちでモヤっとしていませんか?
あなたのように地方移住に興味があるけれど、その先に進んでいかない人はたくさんいます。
そのまま”なんとなく”過ごしていると、本当は移住した方が理想の暮らしに近づけたはずなのに、結局タイミングを逃して人生が終わる可能性がありますよ。
地方移住の検討がどんどん進む人と進まない人の違いは、「動機の言語化」です。
移住したい動機を言葉にすることで、その後の移住の検討が格段に進みます。
わたしもなぜ移住したいのか、家族との意見交換をしながら言葉に落としていった結果、1年後には東京を離れて瀬戸内海で島暮らしできるようになりました。
移住後は、移住相談セミナーに登壇したり、「地方移住の進め方」をテーマに電子書籍を出版したりしています。
本記事では、地方移住が進まない人がやっていない「動機の言語化」をやるべき2つの理由について述べた後、どうやって言語化していけばいいかを解説していきます。
この記事を読んだ後は、あなたの移住の動機が言語化され、他人に説明できるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
こんにちは!当ブログを運営している「こばだんな @iju_kobayashike」です。
- 地方移住が進まない人は「動機の言語化」をしていない
- 移住したい理由は何なのか?「動機を言語化」しなければ、自分がどういう移住を果たしたいのかが固まらない
- 動機の言語化をしていない状態では、移住の過程で助けてくれる協力者の力を借りることができない
- 言語化はまず会話からははじめる
地方移住が進まない方の多くは、なぜ移住したいのか?「移住の動機」を言語化していません。
移住の動機を言語化していないと、地方移住が進まない2つの理由はこちらです。
- 自分の気持ちが整理できていないから
- なぜ移住したいのか他者に共有できないから
1つずつ解説していきます。
気持ちを「言葉」にできないと、本当は自分がどう考えているのか分からなくなります。
わたしたちは、自分の気持ちを言葉にしてはじめて「あ、自分ってそう考えていたんだ!」と受け取り、そして納得していく側面があります。
そのため、自分の考えを言葉に起こしていくことは「なぜ移住したいのか」「どんな暮らしがしたくて移住するのか」をより明確に考えていくために必要な作業なんですね。
いやいや、こばだんなさん
文章って考えがまとまったら書くものじゃないんですか?
そもそも、考えがまとまらないと文章なんかにできないですよ。
はじめは、完璧な文章にしなくても大丈夫です。
あとで具体的に自分の気持ちを言語化する手順を解説していますので、参考にしてみてください。
ちなみに、文章を生業にしているプロのライターさんの考え方も参考になると思いますので引用しますね。
文章の世界では、しばしば「考えてから書きなさい」というアドバイスが語られる。考えもなしに書きはじめてもいい文章にならないからと。
20歳の自分に受けさせたい文章講義
確かにそれはその通りなのだが、もしも目の間に20歳の自分がいたら、ぼくはもっと根本的なアドバイスを送るだろう。
つまり「考えるために書きなさい」と。
書くことは考えることであり、「書く力」を身につけることは「考える力」を身につけることなのだ。”書く”というアウトプットの作業は、思考のメソッドなのである。
これは、「嫌われる勇気」「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の著書である古賀史健さんの考え方です。
このように、自分の頭で考えていることを言葉にすることは、より深く思考していくために必要な作業なのです。
あなたが、なぜ移住したいのか?これを深く考えるためにも、動機を言語化していきましょう。
「なぜ移住したいのか」あなたの移住の動機を言葉にして他者に共有できないと、100%移住は進みません。
地方移住は一人では、骨が折れるからですね。
わたしも地方移住を実現させるまでにはたくさんの方の協力をいただきました。
- ふるさと回帰支援センターの移住相談員さん
- 兵庫県「カムバックひょうごセンター」の移住相談員さん
- 淡路島の「NPO法人あわじFANクラブ」の移住相談員さん
- 移住・定住業務を担う自治体の職員のみなさん
こういった方々に相談しながら協力いただくためには、シンプルに「移住したい動機」を伝える必要があります。
- なぜ移住したいのか?
- 移住した後、どういった暮らしがしたいのか?
- どこに移住したいのか?
- いつまでに移住したいのか?
こどもが生まれたことを機に、もっと環境のいい場所に移住がしたいです。
○○県では、ユニークな子育て支援制度がありますよ
○○市と○○市には、子育て世帯を対象にした財政支援も手厚いです!
移住後するにあたって仕事も辞めないといけないので、心配です。
関西方面で言えば、大阪・神戸など都心部にもアクセスのいい○○市や○○エリアはいかがでしょうか?
IT系のお仕事をされていたということで、テレワークをしながら時々の出社であれば、この距離感でも通勤は可能かと思います!
このように、あなたが今後どういった移住を果たしたいのか言葉にすることで、協力してくれる人に正しくフィードバックをもらったり、自分にあった方向性の協力をしてもらうために必要なことなのです。
では、地方移住の動機とは具体的にどういったものがあるのか、他の人はどういった理由で移住しているのか気になりますよね。
大前提としては、「あなたが移住したいと思ったこと」が正解なので、基本的には他の人の意見は無視で大丈夫です!
結論、移住したい動機や理由は「どんなに小さくてもいい(ささいなこと)」でもいいんです!
その理由は、こちらの音声配信でも詳しく解説していますので、合わせて聞いていただければと思います。
\ 再生ボタン1クリックで聞ける /
- (例1)サーフィンが好きなので、いい波がくる海の近くに住んで、仕事前にサーフィンができる暮らしがしたい。できれば1年以内に移住がしたい。
- (例2)こどもたちと自然が豊かな環境で暮らしたい。都心部での仕事もあるので、交通の便がよい場所が希望です。こどもたちが小学校にあがる前に移住がしたい。
移住の動機は、本当に十人十色です。
比較することにあまり意味はなく、移住したい理由に優れているとか、劣っているなどはありません。
自分の今の気持ちを書きだしたり、家族と話し合ったりする中で気持ちを出していくようにしましょう。
いやいや、こばだんなさん
そうは言っても、他の人がどういう理由で移住に踏み切ったのか気になりますよ!
そうですよね。
他の人がどういう理由で移住に踏み切ったのか、当時の私もめちゃくちゃ気になりました。
他の方がどういった理由で移住するかを知るためには、移住経験者が答えるインタビューが掲載された雑誌や書籍から学ぶのがオススメです。
書籍では、多くの移住者のインタビュー情報が1冊にまとまっています。
雑誌では、インタビューの内容や移住後の暮らしについて写真とともにその人の暮らし環境が見えるので、こちらもおすすめです。
いくつかオススメの雑誌を紹介しますね。
TURNS
雑誌:2か月に1回ペースで発売されている地域情報マガジン
出版社:第一プログレス
価格:[紙]880円・[電子書籍]540円
TURNS(ターンズ)は、日本の“地域”“をテーマにその土地にある豊かな自然や食、ライフスタイル
受け継がれている文化、ものづくりなどの「ローカルで暮らす魅力」と、そこで生活する人々の暮らしやシゴト・生業地域で活躍する人の想いや団体の活動
そして移住者を受け入れるための制度や支援策
就職や住まい、起業ノウハウなどの「地域で生きるための知恵」まで雑誌媒体をはじめ、ウェブマガジン、リアルな場を通してさまざまな情報を提供し、地域や移住に関心のある人や暮らしと地域をつないでいく架け橋となっていきます。
TURNS|TURNSについて
地域情報ではけっこうメジャーな雑誌で、移住者のインタビューが掲載されたり、地域での仕事や働き方についてまとまっている雑誌です!
ロコラ
雑誌:不定期(今のところ年2回)で発売されている積極的移住促進マガジン
出版社:三栄
価格:[紙]1,200円・[電子書籍]0円 ※Kindle Unlimited読み放題で読める
これからの世代に向けた 積極的移住ライフマガジン「 ロコラ 」
株式会社三栄|ロコラ
自分らしく、そして理想の暮らしのために、今いる場所から新しい場所へ!
今や“ 移住 ”は、 人生 を豊かにするための格好の手段となっています。
では、実際に“ 移住 ”とはどんなものなのでしょう?
『 ロコラ 』では、 暮らし 、 環境 、 住居 、 趣味 、 マインド 、 コミュニティ 、 ライフスタイル 、 ファイナンシャルプラン など、様々なポイントから移住での「 充実した暮らし 」を追求し紹介していきます。
移住者のインタビューをしながらガッツリ暮らしも写真で見れちゃう1冊です!
Kindle Unlimited読み放題無料体験(30日間)を使えば、タダで読めるのも嬉しいですよね。
生きる場所をもう一度選ぶ
著書:小林奈穂子
出版社:インプレス
価格:[紙]1,650円・[電子書籍]0円 ※Kindle Unlimited読み放題で読める
本書は23人の移住者たち(Iターン)が働くことについて本音を語ります。
Amazon|生きる場所を、もう一度選ぶ
登場する移住者たちは、年齢も、移住を決めた理由も土地も、状況もさまざま。
お金も組織もバックアップもなく、身ひとつでナリワイ仕事を作った事例を紹介。
ただこの本は、移住の成功事例を集めたものではありません。
移住者たちの肉声が、あなたの背中を押すかもしれませんし、思いとどまらせるかもしれません。
田舎暮らしに興味がある人はもちろん、ない人も、いま一度自分の「働き方」「生きる場所」を見つめ直すきっかけに、と願っております。
誰だって、就職・転職サイトでは見つからない働き方ができる、そんな生きるヒントにあふれた1冊です。
移住者23人にインタビューをして、どのような背景があって移住にいたったのがかがまとまっている本です。
Kindle Unlimited読み放題無料体験(30日間)を使えば、タダで読めるのも嬉しい。
このように本や、雑誌を通して先輩移住者の思考や背景を追体験できるので、自分の移住したい理由がモヤモヤしているという方は、読んでみるといいですね!
特に雑誌はすぐ読めますし、ビジュアルでも暮らしが垣間見えるのでオススメです!
わたしの場合も、いくつも小さいな理由がポツポツと重なって、移住をしよう!となったので、壮大な理由があったわけではありませんでした。
わたしたちの移住のきっかけは、関連記事をご覧ください。
移住の動機を具体的に言語化していく方法を4つのステップで解説します。
- 自分はどうしたいのかを他人に話す
- 言葉の断片を書き残す
- 他人に伝わる文章にする
- 1~3を繰り返して深堀していく
まずは、相手がいる状態で会話からはじめてみましょう。
自分一人の頭で考えても、限界があります。
相手がいることによって、リアクションをもらうことができるので、思考の深堀がしやすくなります。
会話の中で、キーワードとなる言葉がでてきたら、その言葉を書き残しておきましょう。
- サーフィンがしたい
- 満員電車が嫌だ
- せかせかした生活が苦手
一言でもいいので、なるべく沢山キーワードの粒を言葉として起こすようにしてみてください。
その後は、書き残した言葉の断片を文章にまとめていきましょう。
意味が通じるのであれば、箇条書きでも構いません。
ちょっと出すのが恥ずかしいですが、わたしが移住検討初期に紡いでいた、言葉の断片たちです。
箇条書きでまとめて、移住相談に持ち込みましたよ!
あなたが気持ちを整理した後、移住相談をした時に相談員さんに思いが伝わればOkです。
最後はこの1~3の思考の深堀を繰り返して深堀していくことです。
もちろん、これが終わるまで移住相談に行ってはいけない、というわけではありません。
むしろ荒削りでも箇条書きで気持ちがまとまったくらいで移住相談に行った方が、頭でぐるぐる考えるのに時間を使うよりもずっと効率的です。
移住相談で新しい情報をインプットしながら、自問自答したり、家族がいる場合はパートナーと話し合ったりする中で移住の動機を固めていけばOKです。
さらに具体的に
- 「どう具体的に思考を言葉にしていけばいいのか」
- 「どういうツールを使うと便利か」
- 「思考を深堀するにはどうすればいいか」
こういった方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
「ツールの紹介」や思考を深堀するためにできる「情報収集の仕方」などを解説しています。
- 地方移住が進まない人は「動機の言語化」をしていない
- 移住したい理由は何なのか?「動機を言語化」しなければ、自分がどういう移住を果たしたいのかが固まらない
- 動機の言語化をしていない状態では、移住の過程で助けてくれる協力者の力を借りることができない
- 言語化はまず会話からははじめる
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
なるほど、まずは「動機の言語化」からすればいいんだな。
でも、その後どう移住の検討を進めていったらいいんだろう…
地方移住の進め方を体系的に解説した内容を書籍化しています!
この書籍では、地方移住の進め方だけに焦点を当てて、7つのステップで具体的に解説しています。(ボリュームはなんと3.5万文字超え)
下記の記事に、読者の感想やカテゴリランキング1位の状況についても掲載していますので、合わせてご覧ください。