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・移住相談に行ってみたいけれど、どういう感じなんだろう?
・移住相談に参加する前にやるべきことってあるの?
・どういう移住相談会に参加したらいいの?
こんなお悩みがあるのではないでしょうか?
地方移住に興味があっても、行動する人は少ないです。
しかし、移住したいなら移住相談を上手く活用しなければ、いつまでたっても状況は変わりません。
移住の検討を進めるためには、移住相談を活用し尽くすことが成功の鍵です。
わたしも、あなたと同じように移住に興味が湧き、移住相談会に何度も参加した結果、1年後に東京を離れて瀬戸内海で島暮らしができるようになりました。
本記事では、移住相談会の4つの形式について解説した上で、あなたが参加すべき移住相談会は何か?その使い分けについて解説していきます。
本記事を読んだ後には、参加すべき移住相談会が分かるようになり、移住の検討がぐっと進みますのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!(8分くらいで読めます)
こんにちは!当ブログを運営している「こばだんな @iju_kobayashike」です。
- 移住相談を活用せずに一人の力で地方移住をするのは、ほぼ不可能
- 移住相談を活用し尽くす人が、地方移住を成功させる
- 移住相談には4つの形式があり、検討状況の深度によって使い分けると◎
- SNSの活用もできる人は、やってみるとより情報が集まる
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地方移住の検討を進めていくためには、移住相談を活用しないと難しいです。
理由は簡単で、移住後の暮らしを見据えた深い地域情報の収集は、一人ではできないからです。
移住相談では、多くの移住相談経験を持つ相談員さんと話すことによって、あなたが「移住したいと思う理由」すなわち動機を深堀したり、自分では気づいていなかった発見を掘り起こすことができます。
また、現地の方とのコネクションをもった担当者と話をしていくことによって、自分と同じ境遇や状況の「先輩移住者」と顔つなぎしてくれます。
話しが進んでいけば、次のアクション(現地視察や先輩移住者との座談会)に発展するためのきっかけづくりの場所にもなるでしょう。
このように、適切に移住相談の機会を活用していけば、比較的とんとん拍子で移住が進んでいくわけですね。
逆に、移住相談の場を活用しきれなければ、無駄に時間がかかったり要らぬ交通費を使ったり、時間的・経済的な損失につながってしまいます。
これを読んでいる方には、ぜひ移住相談を活用し尽くしていただき、理想の暮らしに近づくために有効的な準備をしてほしいと思います。
移住相談会では、参加する側と開催する側の状況の度合がマッチしないと、お互いに無駄な時間に終わってしまいます。
参加する側と開催する側の状況の度合の違いを、わたしは「深度が合っていない」状態といっています。
移住相談を受ける側の検討状況は、グラデーションのように移り変わっていくのが一般的です。
そして、開催される移住相談会もまた適切な深度があります。
これらがうまくマッチングしないとお互い無駄な時間になるわけですね。
余談ですが、時々Yahoo知恵袋で「移住したいです。どう思いますか?」と質問されているのを見ることがあります。
これは正直、あまりおすすめしません。
質問している側も回答を期待せず、なんとなく質問しているのであればよいのですが…
真面目に質問しているのであれば回答に期待するのは、努力の方向性を間違えています。
丁寧に回答をくれる方もいらっしゃいますが、そもそも質問する側の状況がよくわからないので、回答する側も「それなりの回答」にしかならないんですよね。
移住をしたことがあるかどうかも、本当にその地域に住んでいるかどうかも分からない方に、”それなりの回答”をもらっても、それであなたの移住がうまくいくようなことはありません。
知恵袋に書いた思いや疑問を、移住支援をしている団体・法人・自治体などの移住相談窓口宛のメールに書いてあげてください。
きっと、建設的な移住の検討のきっかけになってくれるはずです。
・移住相談を活用していく必要があるのは分かったけど、移住相談ってそもそもどんな感じなの?
・どういう移住相談に参加したらいいの?
ここからは、こんな疑問に対して、移住相談会でよくある4つの形式とその違い、そして参加すべき移住相談会を使い分けるコツについて解説していきます。
移住関連イベントでの移住相談とは、認定NPO法人ふるさと回帰支援センターや一般社団法人移住定住交流推進機構などが主催している移住イベントに設置されている「移住相談枠」を利用する方法です。
年に数回、都心部の大きな会場を使い、各地方自治体の担当者を招いて大規模な移住相談フェアが開催されています。
会場内は各市町村・団体ごとにブースで区切られています。各市町村を同時に見て回ることができるので、効率的に移住候補先と出会うことができます。
興味のある自治体があれば、すぐに話を聞くことができる会場の雰囲気になっていますよ
コロナ禍で開催された移住相談フェアでは、ZOOM等のビデオ会議システムを用いた”全日程オンライン開催”の時もありました。
その場合は、事前に特設サイト上で公開されている申込フォームから、気になる自治体の移住相談枠に申し込みをしておきます。
当日は、所定の時刻にパソコンの前から参加する形になります。
ZOOM等のオンライン移住相談では、チャットで質問したり、会の後半で個別に1対1でのオンライン会議をする流れになったりする場合もあります。
移住支援施設での移住相談とは、都内にある認定NPO法人ふるさと回帰支援センターや大阪ふるさと暮らし情報センターといった、移住支援を行う施設で行う移住相談です。
この拠点のすごいところは、各都道府県(一部市町村も含む)のブースが常設されていることです。
いつでも全国の自治体の移住相談担当者と対面で相談できますよ。
相談窓口に足を運ぶだけでも、大きな刺激や情報が得られますし、相談しながら一緒に考えて進めるていくことができます。
担当者の方との相談をしていると、インターネット上では得られない「地域の特色」や、最新の「先輩移住者情報」などを知ることができます。
また、相談の内容を聞いて、あなたにあった自治体を紹介してもらったりすることもあり、新たな移住候補先との出会いも増えますよ。
わたしも移住を考えはじめた頃に、東京の有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」を訪れました。
まずは情報収集をしたいと思い、事前にウェブサイトから相談予約の上、移住相談に訪ねたことを覚えています。
当日は以下の流れで相談が進みます。
ヒアリングシートには以下のようなことを記入しました。
- 移住先を兵庫県内または長野県内で検討していること
- 子どもが生まれたこと
- 子育て環境について知りたいこと
- 地域おこし協力隊にも興味があること
そこから担当者との面談を経て、ヒアリングシートの内容の詳細を確認し、自分の思いや家族の状況について相談します。
面談では、「他の移住相談者はどうしているのか?」「どういった流れで移住を進めていくのか」などを聞きながら、和やかな雰囲気で面談を進めることができましたよ。
当時、0歳の娘を抱っこしながらいったけど、全然大丈夫だった
「移住したいエリア」や「話を聞いてみたい自治体」が決まっていれば、自治体の担当者と直接面談することもできます。
自治体の担当者とは、面談を通して気になっている地域や移住・住宅にまつわる補助制度、子育て支援情報などを相談することができました。希望すれば、先輩移住者との面談もできます。
わたしの場合は、兵庫県の担当者の方から、淡路島で移住相談窓口を担当しているNPO法人の担当者に取り次いでいただき、その方から先輩移住者を紹介いただきました。
このように、具体的に移住の話を進めていきたい方は、こういった施設での移住相談が足掛かりになります。
その後、現地のキーパーソンや先輩移住者とつながれますので、積極的に利用するといいですね。
地方自治体での移住相談とは、移住候補先の自治体の職員との移住相談です。
具体的な移住に関する質疑や、都道府県内のエリアを深堀した情報が分かります。
移住候補先となる自治体との移住相談では、現地に訪れて行う場合とオンラインで行う場合の2つがあります。
現地へ訪れて行う移住相談をする場合は、事前に少し準備をしておくとスムーズです。
気になっている制度や地域に対する不安などを、質問表にまとめて送付しておきましょう。
事前に担当者へ確認したいことをまとめておくと、当日は有意義に見学ができたり、回答がもらえたりします。
積極的な自治体では、移住希望者の要望に沿って現地の案内をしてくれる自治体もあります!
ちなみにわたしが移住した兵庫県の淡路島では、手厚い案内をしてくれます。
移住相談窓口業務の委託を受けているNPO法人のご担当者が、移住希望者の方に「1泊2日のオーダーメイドツアー」を組んでくれます。
行きたい場所をツアーに組み込んだり、話を聞いてみたい先輩移住者と日程を調整してくれたり、可能な限り要望に応えてくれます。
めっちゃ手厚い移住支援でした!
移住候補先が遠方で簡単に行けなくても、今はZOOMなどを使ったオンライン形式の移住相談も、盛んに行われています。
オンライン形式の移住相談では、事前に参加申し込みを行い、所定の日時にパソコンの前から参加します。
オンラインでの移住相談会では、次のようなトピックが用意されていることが多いですね。
- 移住候補先となる自治体の基本情報の案内
- 地域ごとの特色や名産品の紹介
- 地域の住民や先輩移住者のパネルディスカッション
- (少人数であれば)ZOOM参加者から直接の質疑
- ZOOM参加者からチャットを使って寄せられた質問を答えるQA会
当時はわたしも1歳の子どもがいたので、東京にいながらZOOMを使って様々なオンライン移住セミナーに参加していました。
自治体によっては、オンラインセミナー参加者に事前に地域の特産品を送り、オンラインセミナーの中で一緒に食べながら質疑をするなど、和やかな空気で行うセミナーもありました。
淡路島のある自治体は、玉ねぎスープを送ってくれたよ!
オンライン形式の移住相談セミナーは、お子さんのいるご家庭や移住候補先が遠方の場合でも、気軽に参加できるので積極的に活用すると良いでしょう。
このように、移住候補先の自治体(NPO法人を含む)との移住相談では、 現地に住まわれている先輩移住者の方のお話が聞けます。
移住を希望する自治体での生活をイメージできるよう、経験談を聞いたり移住後のギャップを聞いたりすると良いでしょう。
ちなみに、移住前はわたしも参加者として移住相談セミナーをたくさん利用してきましたが、移住後は「先輩移住者」の立場として、セミナーに登壇したり経験談を発信したりしています。
個人的なつながりで行う移住相談とは、まさにあなたの独自のつながりで移住相談をしていくことです。
移住したい場所に知り合いがいれば、そのコネクションを使って移住相談をしてみましょう。
いやー、流石に縁も所縁もないところに知り合いいないですね…
そんな人も、今はSNSを使えば、地方移住を経験された方が見つけることもできますし、わたしのように移住について発信している人も増えてきました。
自分が気になる地域のことを発信している人も見つけられると思います。
そういった方を見つけて、情報収集をはじめるところからはじめましょう。
フォローしてみて、時々コミュニティーミッションをしながら、可能であれば移住相談をしてみる、そんな方法がありますよ。
わたしも時々DMをもらって淡路島のこととか聞かれたりするので、回答したりしています!
また、わたしも移住相談をさせていただいた方がいらっしゃいます。
自身の体験をもとに田舎暮らしや移住についてブログを中心に発信されている「田舎暮らし案内人」ブロガーのこっこさん(@505cocco)です。
当時、移住相談企画をされていたので、応募させていただいて色々とお話をさせていただきました。
その時の感想はこちらにまとめています。
【感想】田舎暮らしブロガーのこっこさんに無料移住相談して地方移住の悩みが解決(親身すぎた2時間)このように、SNSを活用しながらの情報収集もしていくとより多くの情報を収集できたり、悩みが解決することがあります。
もちろんこれまでの3つの方法でも十分に移住の情報収集をすることは可能なので、無理にSNSを使って交流することはありません。
僕もフォローして情報収集するけど、ただのROM専の時もあるので(笑)
- 移住相談を活用せずに一人の力で地方移住をするのは、ほぼ不可能
- 移住相談を活用し尽くす人が、地方移住を成功させる
- 移住相談には4つの形式があり、検討状況の深度によって使い分けると◎
- SNSの活用もできる人は、やってみるとより情報が集まる
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
どんな移住相談に参加すればいいかなんとなくわかって来たぞ!
でも、その後どう移住の検討を進めていったらいいんだろう…
地方移住の進め方を体系的に解説した内容を書籍化しています!
この書籍では、地方移住の進め方だけに焦点を当てて、7つのステップで具体的に解説しています。(ボリュームはなんと3.5万文字超え)
下記の記事に、読者の感想やカテゴリランキング1位の状況についても掲載していますので、合わせてご覧ください。
【書籍紹介】知識ゼロからはじめる地方移住7つのステップ-この一冊で少し先の「未来と失敗」が分かる