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・地方移住の準備って何をしたらいいんだろう?
・移住した後、ちゃんと暮らしていけるかなぁ…
・お試し移住って聞いたことがあるけれど、どういう感じなんだろう?
こんなお悩みを解決します!
- お試し移住の制度
- お試し移住のメリットとデメリット
こんにちは!当ブログを運営している「こばだんな @iju_kobayashike」です。
地方移住は、引っ越して終わりではなく、生活はその後も続いていきます。
一番大切なことは、移住した後の生活が無理なく続けられ、より良い暮らしが実現できることです。
今回ご紹介する「お試し移住」を理解すれば、移住後の暮らしを見据えた、堅実な地方移住の準備ができるようになります。
本記事では、地方移住をするなら使っておきたいお試し移住のメリットデメリットについて、実際にお試し移住を活用されている方にインタビューした内容をもとに徹底解説していきます。
お試し移住のメリット・デメリットを経験者目線で把握できて、お試し移住をしてみようか迷っている方の背中を押し、移住検討の一歩を踏み出せるようになりますので、ぜひご覧ください。
- お試し移住は、確かな地域情報を集める時に活用できる制度
- お試し移住とは、地方移住を検討している方に向けて、一部の地方自治体が期間を定めて暮らせる住まいを提供するなど、移住を推進する取り組みの1つ
- お試し移住のメリットは、「体験」や「地域の人への認知」が得られる
- お試し移住のデメリットは、「お金がかかる」「郵便物に困る」
本記事は、音声でも解説しています。
これから地方移住を検討していく方は、可能であればお試し移住を活用しましょう。
お試し移住をすると、インターネット上からは得られない深い地域情報が手に入ります。
移住は短期的に見ればただの引っ越しですが、あなたやあなたの家族の暮らす場所、付き合う人間関係、働く場所など、それまでの暮らしが一変する方もいます。
わたしが、まさにそうでした。
移住した先での暮らしは、間違いなくあなたの日常を変えますし、それは人生も左右することになるでしょう。
そんな大きな決断をする時には、確かな情報を集める必要があります。
わたしが発信しているこのブログを含め、今はたくさんの人が情報を発信しているので、手軽に移住先の仕事や地域情報が手に入る時代になってきています。
しかし、忘れてはならないのは、その情報は「発信者のフィルターを通して発信されている情報」ということです。
同じ環境や事象に直面しても、感じ方や受け取り方は人それぞれです。
インターネット上で知り得る情報が「あなたも同じように感じるか」は、実際に自分の感覚で確かめなければわかりません。
地方移住の場合は、これが暮らしに顕著に反映します。
現地に訪れて地域の状況を確認し、「これなら移住できそうだ」という答え合わせを自分でしていく必要があります。
お試し移住は、この自分の感覚との答え合わせをするために、もっとも効果的な手段です。
今までに「お試し移住」という言葉を聞いたことがない人もいるかもしれません。
僕の住んでる淡路島では、こんなお試し移住制度があるよ
お試し移住では、自治体によりますが、0円から~月5万程度の範囲の費用で、数日~数か月滞在することができる住まいを提供してくれています。
自治体のホームページや移住推進業務を委託されている法人が運営しているWEBサイトから、詳細を確認することができます。
気になっている地域があれば、「○○(地域名)+お試し移住」と検索して調べてみましょう。
WEBサイトでは、内観の様子や費用など、利用するために必要な情報が掲載されています。
人気の地域のお試し移住住宅は、混みあっている場合もあるので、早めに自治体に確認しよう!
どういった情報が掲載されているのか見てみたい方は、実際のお試し移住住宅情報(例 淡路島)として、試しにご覧ください。
お試し移住では、実際に数日~数か月移住先の暮らしを体験できるので、その地域の環境(生活環境・気候・雰囲気)などを体験することができます。
これは、実際に移住した後の暮らしをイメージするために、非常に効果的です。
「移住後の暮らしをイメージする」のに顕著なのは、やはり気候面ですね。
特に、雪国の暮らしは「厳しい寒さ」や「雪かきの大変さ」といったところです。
わたしは新潟に生まれて18年暮らし、青森で4年住んでいました。
新潟の雪は気温が高いので水っぽくかなり重たい雪になりますが、青森は気温が低いのでさらさらと軽い雪だったことが印象的でした。
実際に体験してみると、「新潟の雪は重くて雪かきが大変」や「青森は気温が低くて灯油代がかさむ」とか、そういった日常に影響がでることが分かります。
このように、地方移住を決断するために必要な「移住後の暮らしをイメージする情報」が、自身の体験として集められることが、お試し移住のメリットの1つです。
自治体を通してお試し移住を活用すると、自治体担当者や関係者から、地域の人を紹介してもらえます。
すると、紹介してもらった人を通して、さらに深い地域情報が得られやすくなります。
わたしも移住先を検討している時に、自治体の担当者から先輩移住者を紹介してもらったり、わたしと同じ属性(子連れ移住、東京からの移住者、エンジニア出身)といった方を紹介してもらいました。
日々の暮らしの情報は非常に有益で、移住を決断する時の貴重な判断材料となりました。
特に、同じ子連れ移住の方の仕事や生活費、子育て支援状況などは、実際に移住した方からでなければ分からないことですので、現地の人を紹介してもらえるメリットは思いのほか大きいものでした。
地域の人を紹介してもらうことのメリットは、以下の記事で具体的に解説しているのであわせてご覧ください。
地方移住で失敗しない秘訣。地域のキーパーソンとつながる3つのメリットお試し移住制度を活用して地域に訪れると、あなたは「移住希望者」として現地の人に認知されます。
そうすると、自然と移住時に役立つ情報やご縁が集まってくる場合があります。
わたし自身、淡路島のつながりでライターのお仕事を2社ほどいただきました。
移住後、わたしは「先輩移住者」としてセミナーなどに登壇したり、座談会に呼ばれたりしました。
#兵庫,#和歌山『わかやま×ひょうご トカイナカ暮らしセミナー2021』開催中#和歌山市 と #洲本市 に移住されたお二人がゲスト❣移住前と後で暮らしぶりはどう変化した?ご家族の様子は?移住にかかった費用や生活収支など気になるお金のこと💰、車は必須か否か?などざっくばらんに伺いました🤩 https://t.co/O6ZrTjDEgp pic.twitter.com/QuS4vMeFcl
— 【公式】ふるさと回帰支援センター@5/28 九州・山口・沖縄移住フェア開催 (@furusatokaiki) August 7, 2021
先輩移住者として、移住希望者の話を聞くようになって、分かったことがあります。
それは、「移住希望者」が現れたら地域に話を通し、どんな人が移住を希望しているのか、その人が移住するために必要な情報は何かを話しがち、ということです。
移住者を受け入れる地域の人も、移住希望者ってどんな人?って興味津々なんですよね(笑)
移住希望を表明すると、地域内での空き家情報を探してくれたり、仕事を紹介してくれたり、気づけばあっという間に情報を集めてくれて親切に教えてくれる場合もあります。
このように、お試し移住を活用すると、あなたが自治体の人や地域の方に「この地域に移住したいと思っている人」として認知され、様々な情報を提供してもらいやすくなります。
そして、お試し移住を活用することによって、移住前に地域とのつながりができます。
実際に移住した後、さらに人を紹介してもらったり、地域コミュニティに参加するきっかけをもらえたりします。
その結果、地域に馴染みやすくなるので、お試し移住は長期的な視点でみてもメリットになります。
お試し移住は、期間が長くなればまとまったお金がかかってきます。
自治体が提供しているお試し移住のための施設の利用料は、1か月0円~5万円以内と比較的リーズナブルな金額です。
しかし、長期間の生活となると、家だけあれば済む話でもありません。
- 滞在中の生活費(飲食費や水道光熱費)
- 寝具のレンタル代
- (自家用車がない場合)現地の生活に必要なレンタカー代
- (現在賃貸物件に住んでいる場合)お試し移住期間中の家賃の二重払い
特に、お試し移住住宅に寝具がない場合は、寝具のレンタル代が意外にかかる場合があります。
寝具は毎日使うものですので、滞在期間が長くなるとそれだけ費用が掛かってきます。
長期間滞在する場合は、1日のレンタル代の単価をしっかり確認しておきましょう。
キャンプなどで使えるマットレスと寝袋を代用するのも手です。
寝具のレンタル代が1日1,000円以上かかって、2週間以上滞在するなら寝袋やマットが買えちゃいます
このように、お試し移住を活用する際、滞在期間によっては滞在先での生活コストが思った以上にかかるケースがあります。
お試し移住を活用することは、移住先での暮らしを体験し、深い地域情報を得るために最も有効であることは間違いないです。
移住に失敗してしまうと、心理的な疲弊や生活を立て直すためにかかる引っ越し代や物件取得費など、数十万から数百万円の損失がでる可能性があります。
それに比べたら、長期的な目線で考えてもお試し移住の必要経費は安いものだと思います。
とはいえ、目先にかかるお金でも節約できるところはありますので、まずはお試し移住の情報を集めるところから始めてみてください。
お試し移住を実践しているたみのこ夫婦さん ( @taminolife ) が詳しく書いているブログがあるので、そちらもぜひ参考にしてみてくださいね!
少しお試し移住上級者向けの内容になりますが、2週間~1か月以上の長期間お試し移住をする場合、郵便物の管理が難しくなる場合があります。
自宅を空けているので、その間当然郵便物が受け取れません。
早めに受理したり、確認しなければならない郵便物(支払い系)もあるでしょう。
荷物が届くことがあらかじめ分かっている場合は、コンビニでの受け取りサービスや宅配業者の営業所受け取りを利用したり、PUDOなどの荷物が受け取りできる宅配便ロッカーを活用するなど、自宅じゃなくとも荷物が受け取れる準備をしておきましょう。
準備さえしておけば、意外と何とかなる!
- お試し移住は、確かな地域情報を集める時に活用できる制度
- お試し移住とは、地方移住を検討している方に向けて、一部の地方自治体が期間を定めて暮らせる住まいを提供するなど、移住を推進する取り組みの1つ
- お試し移住のメリットは、「体験」や「地域の人への認知」が得られる
- お試し移住のデメリットは、「お金がかかる」「郵便物に困る」
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
お試し移住について理解が深まった!
でも、その後どうやって移住の検討を進めていったらいいんだろう…
地方移住の進め方を体系的に解説した内容を書籍化しています!
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