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地域おこし協力隊になりたいです
1次審査の書類選考を通過するためにはどうすればいいですか?
人気エリアのようで他にも応募者がいるみたいなのですが…
地域おこし協力隊に応募するために「応募書類を作成中」のあなたへ。
その資料のまま提出して合格する自信、ありますか?
本記事では、東京から淡路島に移住をして地域おこし協力隊になった私が、実際に合格した応募資料をもとに1次選考の書類審査で他の人と差をつける資料作りの3つのコツを解説していきます。
こんにちは!当ブログを運営している「コバヤシ@koba_iju」です。
- 他の人と差をつける応募書類をつくるための3つのコツ
- 自己PR資料を作って提出する
→人柄や雰囲気が見えるようにする
→写真や図解を使ってビジュアルで伝える - 実績を提出する
→メディア掲載があれば活用する
→実績の捉え方は「経験年数」「制作部の数」もアリ - 企画書を作って提出する
→1シート企画書と本企画書を活用する
- 自己RP資料を作成して提出する
- 実績をまとめて提出する
- 企画書を作成して提出する
書類による1次選考で他人と差をつけるためには、PR資料を追加で送りましょう。
既定のフォーマットの資料だけじゃだめなんですか?
もちろん、既定のフォーマットの中の項目を“端的に”かつ”わかりやすく”構成を練って書くことは、とても重要です。
そして、そこで差をつけることも十分可能です。
既定のフォーマットによくある「応募動機」「地域おこし協力隊になってやりたこと」などの書き方についてはこちらの解説記事をあわせてご覧ください。
1次審査通過率をあげる書き方について解説をしています。
とはいえ、既定のフォーマットの中だけで戦ってくださいというルールはないですよね?
採用側の立場に考えてみると「この人に地域に来てもらえたら活躍してもらえそうだ」という確信がもちたい。
そのための情報は多いほうがいいですよね。
あなたの想いや技術・スキル・人脈・実績などを資料としてまとめることで、地域に入った後の活動イメージが湧くようになります。
それではこれから他人と差をつける応募資料のコツを3つ解説していきます。
- 自己RP資料を作成して提出する
- 実績をまとめて提出する
- 企画書を作成して提出する
1つずつ解説していきます。
自治体によっては、丁寧に自己RP部分を記載してくださいと、既定のフォーマットに書いてくれているところもあります。
その場合でも、既定のフォーマットに端的に自己PRの記述を書いた上で、別紙として厚みを増した自己PR資料を作成することをオススメします。
ビジュアルでわかりやすい資料を提出するのがポイントです。
文字だらけの既定の資料に加えてさらに文字だらけの追加資料がきても読むの嫌ですよね(笑)
ビジュアルでわかりやすいようにまとめて作りましょう!
では、ビジュアルでわかりやすい自己PR資料ってなんでしょう?
参考までに私が応募資料として提出した自己PR資料をちらっとお見せしますね。
- パーソナルの補足資料
- 地域おこし協力隊としての活動に活かせる経験や技術
私はPowerPoint形式で自己PR資料を作成し、いくつかスライドを用意しました。
上記2点について解説します。
自己PR資料には、既定の応募資料に添付した証明写真以外に、あなたのパーソナルな部分が分かる写真と記述を補足すると、「人柄」や「雰囲気」がよく伝わります。
地域おこし協力隊は一般的な企業とは異なり、活動する場所が”会社”ではなく”地域”になります。
その地域の住民の方たちとうまくやっていける人かどうか「人柄」が重要視されます。
決して外見だけで判断されているとは思いませんが、「(表情を見て)優しいそうな人」「(体つきをみて)屈強で頼りがいがありそうな人」などが伝わると、それがあなたの応募先のミッションにとって有利に働きそうであれば1つ差をつけるポイントなります。
私の場合は家族がいること(家族と共に移住するので定住の確度が高いこと)や、ICT業界で仕事に従事していたことが分かるように資料として提出しました。
私の場合はスライド1枚に以下の3つを主軸に、できることをまとめました。
- 前職(SE)で培ったプロジェクト推進力
- IT技術やツールの実行スキル
- 情報発信力
私の場合は、応募したミッションが空き家の改修だったので、私以外の建築系の専門家(設計士・工務店)や協力してくれる大学生の存在、地域など多様な登場人物を1つのプロジェクトとしてまとめていく必要がありました。
そのため、前職での仕事であったプロジェクトマネジメントの業務が活かせるという形で記述しました。
ほかにも、地域おこし協力隊活動としては、メディアの運営なども関わるかと思っていたので
・カメラ・動画編集をはじめとしたコンテンツづくり
・情報発信をする上での資料作成、デザイン
・ブログメディアの構築
など、趣味でやっていたことが活かせる旨をちりばめました。
少し要素がちらかりすぎ・詰め込みすぎなところがあるので、今応募するとしたらもう少し絞って掲載すると思います(汗)
私が好んで使っているサイトを少しご紹介します!
いずれのサイトも使い勝手のいいアイコンがたくさんあって資料づくりに重宝します。
ICON MONO
FLAT ICON DESIGN
こういったビジュアルでわかりやすく伝える工夫をして、自己PR資料をつくってみてはいかがでしょうか。
- パーソナルの補足資料
- 地域おこし協力隊としての活動に活かせる経験や技術
自己PR資料を作ったら、応募書類と一緒に同封して送ろうね
これはできる方の場合に限りますが、過去の実績を提出することは、信頼度も高くなり効果的な自己PRの方法です。
- 古民家をリノベーションした経験がある
- 情報発信のメディアを運営している
- 過去に旅行会社のツアーを作成したことがある
私が応募したいミッションは”空き家を活用して新産業を創出すること”となっていました。
どういった人を募集していたかというと、募集要項の”理想の人物像や条件”に以下のように記載をされていました。
- これまでに生産・加工・製造又は販売に関する職業もしくは活動に携わった経験を有するもの
- 宿泊を伴うサービスを提供する職業に携わった経験を有するもの
上記経験を有する者は採用を優遇します。※必須条件ではありません。
いやー、私はずっとシステムエンジニアだったので優遇される条件はひとつも当てはまりませんでした(笑)
今回の募集では、上記の経験がある人がほかにいて、実績のPRをされていたら私は採用されていなかったと思います。
自分がもし募集にでているミッションに対して有用な実績を出しているのであれば、それはPR資料としてまとめて提出しましょう!
とても説得力のあるアピールになると思います。
私の場合はずっとIT系の会社に勤めていたので、システムの開発運用をしていました。
自分が担当していたシステムが、メディア(新聞や冊子)などに掲載されたものを”実績”として提示しました。
ミッションが畑違いだったので、ミッションに有用ではないけれど自分の経験やスキルの担保として実績をだした感じです。
自分の現在の職業や副業・趣味でも、何か実績としてだせそうなものがないか振り返ってみましょう!
実績というと大それたものでなければならないという感じもありますが、小さなものでも大丈夫だと思います。
応募書類には、「地域おこし協力隊になったらどう活動していきたいか」「○○についてあなたならどういった活動や企画を行いますか」といったように、地域おこし協力隊になったらどう動いていくかについて書く場所があります。
もちろん既定の応募用紙には、文章として端的にまとめて記載してください。
でも企画を考えたり活動していきたい内容を考えていると、限れたスペース内に「文章に書ききれないこと」って頭の中にでてきたりしませんか?
・私ならこの空き家を○○にして、○○みたいな雰囲気で○○したい
・観光に来てもらうためには○○を○○して、次に○○みたいな○○をする感じで…
そのアイデア、企画書に落とし込んじゃうのはどうですか?
もし具体的な企画や行動のイメージがあるなら、それを企画書として起こしてみましょう。
既定の応募用紙には、文章で端的にまとめ「詳細は別紙をご覧ください」と書いておきます。
別資料として企画書を添付して、その中で写真や図解など使いながら自分が考えていることを伝えます。
企画書にまで落とし込むことで、相応のメリットがあると思います。
企画書を作る時の構成として、内容が把握できる概要的な1シート企画書と、比較的詳細まで詰め込んだ本企画書を使い分けるといいと思います。
Googleで「1シート企画書 テンプレート」と検索すると、割とたくさん事例がでてきます。
1シート企画書はA4またはA3サイズで1枚程度に企画がまとめるようなひな形の企画書です。
こういったテンプレートをさらっと見てみて、どういった項目が必要でそれをどう配置したら伝わりやすい1シート企画書になるかを考えて資料に落とし込んでみましょう。
私もGoogle検索で見つけたひな形をもとに、募集要項のミッションに沿う企画を1シート企画書に落とし込んで提出しました。
1シート企画書の内容が詳細に肉付けしていったものが本企画書です。
本企画書の構成・内容は1シート企画書にざくっと配置し落とし込んだ内容がありますので、各項目をPowerPointやWordの資料に1項目ずつ肉付けして記載してく感じになります。
図解や写真を加えながらまとめていくとわかりやすくなります。
PowerPointに落とし込む場合は、プレゼン資料のデザイン資料集を使うと「紙面をどうレイアウトするか」「伝えたことをどう分割したらいいか」といったアイデアがでてくるので1冊持っておくとよいです。
私も1シート企画書から詳細を詰めていくためにPowerPointに各項目を落とし込みました。
1シート企画書と本企画書はどう使い分けたの?
2つ作るって意味なくないですか?
今回「1シート企画書」と「本企画書」の2つご紹介しました。
提出するのものはどちらか1つでもいいし、本企画書の1枚目に1シート企画書の内容をつけて1スライド目だけみればわかるようにしておいて、詳細をみるなら次のスライド以降に詳細を書くでもいいと思います。
私が両方作ったのは、企画内容の情報収集に時差があったためでした。
募集要項がオープンになった後、主に募集要項に関する情報だけを頼りに応募書類を作成しました。
この段階では1シート企画書のみ作成し、提出しました。
応募書類提出後、1月上旬に現地・説明会を兼ねて地域住民の方との交流や現地の様子などを見学しました。
無事書類選考が通った連絡をもらいました。
その後、現地見学会を踏まえて本企画書を作成し、2次面接補足資料として提出しました。
2次面接では書類選考後に送った補足資料について具体的な質問がきたり、活動後のイメージが詰まっている旨のコメントをもらったり、それなりの手ごたえを感じました。
上記のような流れで選考が進んでいったため、書類選考時点では1シート企画書、面接前に本企画書を出した感じになりました。
地域おこし協力隊を募集する自治体によっては、必ず1度は現地に来てもらって地域の方はその土地柄を見てもらい、ギャップがないように案内してくれます。
私の地域も、現地見学会を兼ねた説明会を実施してくれました。
なので、募集要項の文章やインターネットから知り得る情報にプラスして、地域の状況を理解することができたので、1シート企画書から肉付けをして本企画書としていく判断をしました。
十分な情報収集ができないと企画書として内容が薄くなっちゃうから最初の応募書類は1シート企画書に留めていました。
1シート企画書や本企画書があると書類審査でのメリットがいろいろあるので、余力があったり「絶対に受かりたい!」場合は作成してみることをオススメします。
私は地域おこし協力隊に応募して合否が出る前に会社を辞めてしまうという賭けにでてしまったので、絶対に落ちたくない状況でした(笑)
なのでめちゃくちゃ資料を吟味して送りました。
ほんま、落ちてたらどうするつもりやったんや
- 他の人と差をつける応募書類をつくるための3つのコツ
- 自己PR資料を作って提出する
→人柄や雰囲気が見えるようにする
→写真や図解を使ってビジュアルで伝える - 実績を提出する
→メディア掲載があれば活用する
→実績の捉え方は「経験年数」「制作部の数」もアリ - 企画書を作って提出する
→1シート企画書と本企画書を活用する
今回は、私が実際に合格した応募資料をもとに1次選考の書類審査で他の人と差をつける資料作りの3つのコツを解説しました。
本内容が地域おこし協力隊をこれから志す方の参考になればいいなと思います!
1次選考の書類の内容は、2次選考の面接でも大切なので、面接も踏まえて書いていきましょう。
2次選考の対策内容は、こちらで解説しています。