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・開業届ってどうやってだすの?
・職業欄を書くのに迷っているんですが…
・地域おこし協力隊任期中に開業届を出す場合は、どうやって書くの?
こんなお悩みを解決します。
こんにちは!当ブログを運営している「コバヤシ@koba_iju」です。
現在は、地域おこし協力隊をしながら、WEBライターやメディア運営、法人向け資料製作などの複数の仕事をしながら、島暮らしをしています。
本記事では、地域おこし協力隊の任期中に開業届を提出した私の「開業届の提出までの備忘録」を解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ!
・開業届の出し方が知りたい人
・地域おこし協力隊任期中に開業届を出したい人
・フリーランスとして開業届を出そうと思っている人
- 開業届を出そうと思った理由
経費の管理を楽にするために銀行口座を用意したくて開業届を出した - 開業届の作り方
→無料のWebツール「開業freee」を使って作成すると簡単!
→地域おこし協力隊と職業欄で迷ったが「やっていること」を素直に書いた - 開業届を税務署に出してみた
→受付から1分くらいで受理印をもらい即開業!
全然難しくない!
「開業届」を出すってなんだか大それたイメージがありませんか?
そもそも開業届ってなんだろう?
どうやって書くのだろう?
と、よく分からないながらも調べながら、私も先日開業届を提出してきました。
「開業届」とは正式名称を「個人事業の開業・廃業等届書」と言います。
[概要]
新たに事業を開始したとき、事業用の事務所・事業所を新設、増設、移転、廃止したとき又は事業を廃止したときの手続です。[手続対象者]
新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方[提出時期]
事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出してください。
なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。[提出方法]
届出書を作成のうえ、持参又は送付により提出してください。国税庁[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続:https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/annai/04.htm
個人としてこれから事業をして収入を得ていく方や、不動産所得などがある方が提出する必要のある書類です。
一応、「事業の開始から1か月以内に開業届を出すこと」と言われているのですが、『事業を開始した日』というのがけっこう曖昧で、提出をしなくても罰則はないようです。
開業届を出さなくても事業の収支状況を
確定申告で税務署に申告すれば問題はないみたい
出さなくても問題はない書類ですが、開業においての「けじめ」だったり、開業日を定めてセレモニーをするために提出をしたりすることが多いようです。
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私も2021/5/13に開業届を提出して、正式に(?)個人事業主となりました。
私は、2021/3/31に7年務めた東京の会社を退職し、4月から地域おこし協力隊の仕事を受託してフリーランスとして新しいスタートを切りました。
4月中も仕事は稼働していたので、実態としては個人事業主みたいな状況でした。
東京から淡路島への移住や新しい仕事に慣れるまではかなりバタバタとしていましたが、少し落ちついた5月頃から「経費」についてちゃんと管理しようと思い、行動し始めました。
具体的な話をすると、開業届を出す前の状況としては、事業として必要なものを個人のクレジットカードで購入してプライベートの口座から引き落としている状況でした。
そうなると、経費として計上する際に、利用明細を1個1個抜き出して証跡を残しておく必要があります。
また、会計上も好ましい状況ではありません。
銀行口座やクレジットカードをしっかりと分け、事業に計上する経費が分かりやすくなるようにして、今後の確定申告に準備しておきたいという思いがありました。
私は楽天銀行で事業用のビジネス口座を開設しようと思っていたので、口座開設には開業届の提出が必要でした。
銀行口座を開設するために
開業届の提出が必要でした。
開業届はA4サイズ1枚程度内容の文書です。
国税庁のホームページで内容が確認できますが、オススメは無料で使える【開業freee(フリー)】
で作るのが一番簡単でした。
なんで無料で使えるの?
開業届を出したい人は、その後独立して会計ソフトも使いますよね。
だから、無料で開業届作成ツールを提供して、freeeの製品を試してもらう、そして認知してもらうのが狙いです。
その後、会計ソフトでもfreeeの製品を選んでもらうといった戦略なんだね。
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では、ここから実際に私がつくった開業届を見ながら、使い方を解説したいと思います。
まずは、私の出した開業届をざっくり公開。
開業届の上半分
開業届の下半分
パソコンに向かってカタカタする前に、以下の2つを抑えておくと後の作業がスムーズです。
- 職業を確かめておく
- 屋号を決めておく(なくてもいい)
開業届に「職業」と「事業の概要」を記載するところがあります。
ところが私は初っ端の「職業」欄でつまづきました。
地域おこし協力隊って職業なんや!?
そう、地域おこし協力隊とは何をやっているか人なのか
こう、一言で語れない感じだったんです。
と、いうのも開業届を提出する時点でやっていたことは下記のようなイメージ。
- 空き家の改修(基本構想の検討中)
- 地域の既存産業の支援(Webサイトの修繕・運営)
- 地域活性化に関する活動(集落のGoogleストリートビュー化準備)
そもそも「地域おこし協力隊」は制度であって職種ではないです。
あくまで地域おこし協力隊として
“何をやっているのか”
“どんな仕事をして事業収入を得ているのか”
を問われているようです。(ええ、そんな気がするのです。)
ここまで割り切ると、あとは一般的な個人事業主と同様に
どんなことを仕事にしているかを「職種」に捉えて書けばよさそうですね。
一般的な開業届の職業欄の書き方について調べてみると
職業欄に書かなければならないのは、システムエンジニアやWebデザイナーなどの職種です。特殊な仕事もあるかもしれませんが、一目で誰もがイメージできるよう明確に職業を記入するようにしましょう。
マネーフォワードクラウド開業届:https://biz.moneyforward.com/starting-business/basic/72/
書き方に決まりはありませんが、法定業種によって個人事業税の税率が異なる点には注意が必要です。
開業freee:https://www.freee.co.jp/kb/kb-kaigyou/writing-style/
業種と税率については、東京都「法定業種と税率」が参考になります。全ての職業が個人事業勢の課税対象ではなく、例えば、ライターや漫画家・画家は法定業種に該当しないため個人事業税は非課税です。
開業届の職業欄の書き方には明確なルールはないみたいです。
税務署の方にそれとなく伝わればOK。
ただし、業種によっては事業税が変わる職種もある場合があるので、この業種にあたる場合は注意が必要です。
今回は地域おこし協力隊として、実際に最も実働している(他の2つはまだ準備中などが多かった)し、今後の複業にも近い「Webメディアの運営」によって事業収入を得ていると判断しました。
そのため、開業freee上では
「仕事の種類(職業)」欄で「フリーランス」を選択して
「仕事の概要(事業の概要)」欄で「Webメディアの運営」と記述しました。
また、開業届を出す際には「屋号」を決めて届出ることもできます。
ぶっちゃけ今決めずに「屋号なし」でも大丈夫。
後から変更することも容易なのでそこまで悩まなくても大丈夫でした。
私の場合は、銀行口座を設けるにあたって屋号付きの口座が欲しかったので、ある程度確度の高い屋号にするために少し悩みました。
が、しかし早く開業届を出したかったので、えいやっで屋号は決めてしまいました(笑)
これでいいやーっ!
前月に散々悩んだけど最早投げやり(笑)
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開業届を書く準備が整ったら早速作っていきましょう。
私は、無料で使えるWebツールの【開業freee(フリー)】を利用しました。
実際の画面を見ながら解説していきます。
開業freeeにアクセスしたら、新規登録を行いユーザー登録をして作成を開始します。
Googleアカウントがあれば認証連携をしてすぐに使い始めることも出来ます。
まずは仕事の種類と仕事の概要を入力します。
開業freeeでは仕事の種類も仕事の概要もいい感じの選択肢を選択できるようになっており、自分が当てはまるものを選択することができます。
もちろん仕事の概要は自由入力をすることもでき、具体的な内容を書くことも可能です。
私も自由入力で「Webメディアの運営」
というように少し具体的に記述したよ
続いて、開業日を決める質問です。
私は「開業日を提出する日」である5/13を入力して作成しました。
その次は、青色申告の申請書が対象かどうかを決めてくれる年収の質問です。
これは開業届には直接関係ありませんが、「所得税の青色申告承認申請書」を一緒に出す必要があるかを開業freee側が判断してくれる目安になる質問です。
開業freeeで質問への回答を進めていくと以下の画面が表示されます。
複式簿記を学んだことがある方、これから勉強するんだと気概がある方は青色申告の方を選ぶとよいでしょう。
私は商業高校でけっこう簿記を勉強していたのできっといけるだろう…ということで青色申告にしました。
(一応日商簿記2級をもっています)
続いて、働く場所の質問です。
開業したての頃は、だいたい自宅が事業所になっているのではないでしょうか。
既に事業所がある場合は、ここにその住所を書く感じですね。
私も「自宅で働く」を選択しました。
その次は、従業員に給与を支払うかの質問。
開業時に従業員がいる場合は、開業届の他に提出する書類が必要になります。
私は、1人開業でしたのでここは不要でした。
従業員や家族への給与の支払いは
「今はない」を選択しました。
ここまで質問に答えたら内容を確認して次へ進みます。
開業届にも掲載される申請者の個人情報を入力していきます。
開業届の「所得の種類」を決定する質問です。
こちら大半の方は、不動産所得や山林所得がないかと思いますので、事業所得にチェックを入れて保存します。
先ほども補足した確定申告の種類の選択です。
複式簿記に挑戦する方は所得控除の恩恵が受けられる青色申告を選択して保存します。
ここまで質問に答えると開業届が出来上がります。
画面上にPDFをダウンロードするリンクが生成されますので、保存してコンビニなどで印刷をしましょう。
画面では、書類を印刷した後に追記するマイナンバーについて解説があります。
開業届が生成された後は、「開業届をつくった後やること」を丁寧に教えてくれます。
例えば…
事業計画書まで作成をアシストしてくれるツールが無料で使えるんだね
私もゆくゆく日本政策金融公庫さんにはお世話になるし、これは使えるかも。
なんと!PayPayで銀行口座が開設できるのかw
私も開業届の作成の動機が銀行口座の開設だったので、こういったリードがあるのはとても有用ですね。
開業届が無事作り終えたら、コンビニで印刷してきます。
今はプリンターを買わなくてもインターネットからファイルを登録しておけばすぐに印刷できました。
いい時代ですね。
印刷をして追記事項(マイナンバーや提出日)の記載と押印を済ませてたら、いよいよ税務署へ提出してきます。
ドキドキする~
突き返されたりしないかな…
びっくりするぐらい時間がかからずに
受理されました。
パンパーンッ(判子音)
税務署の総合窓口にて開業届を提出したい旨を伝えると、人がいなかったのもありその場で確認していただけました。
書類を出してものの15秒くらい確認をしてもらい、不足がないことを確認するとすぐに受理印をいただき、控えを返却してもらえました。
「開業届」という言葉の重みとは裏腹に
なんて拍子抜けなイベントなんだろう”開業”とは。
なんて思いながら、足早に税務署を後にしました(笑)
- 開業届を出そうと思った理由
経費の管理を楽にするために銀行口座を用意したくて開業届を出した - 開業届の作り方
→無料のWebツール「開業freee」を使って作成した
→地域おこし協力隊と職業欄で迷ったが「やっていること」を素直に書いた - 開業届を税務署に出してみた
→受付から1分くらいで受理印をもらい即開業!
全然難しくない!
いかがだったでしょうか。
会社を退職して地方へ移住し、地域おこし協力隊の仕事をしながら開業届を出すところまでやってきました。
会社員時代には知らなかった知識や経験を滝のように浴びる毎日ですが、開業届を出すのはそこまで難しくありませんでした。
開業届作成自体も、無料の開業freeeを利用すれば、間違いのない書類が作れますし、青色申告に必要な書類も一緒に作れてしまうのでオススメしたいなーと思います。
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地域おこし協力隊の任期中に開業届を出す人、開業届をこれから提出する人の
参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
開業freeeは無料で使えるツールです。
これを使ったからと言って、有料会計ソフトのfreee会計を使わないといけないということはありません。
まずはさくっと、開業届を作って税務署に書類を出しちゃいましょう!
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