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地域おこし協力隊の2次面接を控えています。
どんなところに気を付けたらいいでしょうか?
面接が苦手なのですが、合格するコツが知りたいです。
地域おこし協力隊の2次面接を控えているあなたへ。
面接対策していますか?
本記事では、地域おこし協力隊として活動している現役隊員が「地域おこし協力隊の2次面接」での合格体験をもとに面接合格するための5つのコツについて解説していきます。
この記事を読み終えると、地域おこし協力隊の2次面接で何を見られているのか、質問から見えてくると意図、自治体や地域がもとめていることを理解することができます。
質問者の意図と地域おこし協力隊に求められていることを理解した上で面接を受けることで、合格にぐっと近づけることができます。
こんにちは!当ブログを運営している「コバヤシ@koba_iju」です。
この記事はこんな人におすすめ!
・これから地域おこし協力隊の2次面接を受ける予定がある方
・面接に絶対に受かりたい方
- 地域おこし協力隊の面接で聞かれること
→地域がもっとも重要視していることは「ヒト」 - コツ1:定住の意思を伝える
→任期終了後も定住する意思があるか - コツ2:地域との調和が取れることを伝える
→「優れているか」よりも「合う合わないか」 - コツ3:ミッションに対してどう活躍できそうかをイメージを具体的に伝える
→評価の判断・地域住民との合意がしやすくなる
地域おこし協力隊の面接では、一般的な企業での就職面接・転職面接とは聞かれる内容が微妙に異なります。
志望動機やミッション(業務内容)に関することに対する質問はもちろんありますが、暮らしや個人に関わるプライベートなことも聞かれることがあります。
理由としては、「地域おこし協力隊」が単なる”転職=仕事”の側面だけでなく、”移住=暮らす場所の移転”が伴うからです。
例えば、暮らしや個人的な情報に関する質問として
- 車は運転できますか?
- ご結婚はされていますか?
- 長男ですか?
- ご家族に応募の旨はお話されていますか?
地域おこし協力隊の面接で聞かれることについてより詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
地域おこし協力隊の面接で聞かれた内容と合わせて回答も掲載しておりますので、面接対策にご活用ください。
地域おこし協力隊の面接で聞かれる質問を一見すると、一般的な転職面談で聞いてしまうと今のご時世的にはタブーの質問も含まれていますね。
結婚や兄弟の有無は、”仕事”には関係ないことですから、普通は聞かれないことだよね
しかしながら、こういった暮らしや個人に関わるプライベートな質問も地域おこし協力隊の面接では聞かれます。
なぜ?聞かれるのか、その意図を知ることで合格に近づくことができます。
では、次の章で解説していきます。
面接で合格するためのコツで一番重要なことは、「質問の意図を理解して回答する」ことです。
「質問の意図」を理解する、というポイントを押さえた上で、面接で合格するための3つのコツを解説します。
地域おこし協力隊の面接で確認されることの中で最も重要なことは「任期終了後も定住の意思があるか」です。
地域おこし協力隊の任期は最大3年と、期間の定めがあります。
そのため任期終了後に隊員がその地域に根付いているがどうかが、地域おこし協力隊の目的が果たされたかどうかのある意味結果になります。
制度概要:都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を異動し、生活の拠点を移した者を、地方公共団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。隊員が、一定期間、地域に居住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこしの支援や、農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組。
総務省|地域おこし協力隊の概要
総務省の制度概要にも隊員が「その地域への定住・定着を図る取組」とはっきり書かれているね
地域としても、3年間任期終了後に地域にその隊員が根付かなければ、地域に残るものがなくなってしまいます。
隊員が3年間の活動によって地域活性化に関わる活動をして残るものも一部あるかもしれませんが、最も地域が重要視ししているのは「ヒト」というのがポイントです。
地域にその人がいて”繋がっている”ことが重要なんだね!
では、どうやって面接の中で「定住の意思を伝えていけばいいのか」具体的な方法をお伝えします。
そんなに難しくないので安心してください。
具体的に私の面接の受け答えを事例に解説していきます。
- 志望動機を教えてください。
- こどもが生まれたことをきっかけにこの場所に移住をしたいと考えており、かねてより移住相談をしてきました。妻子もいるのである程度の収入が見込める移住後の仕事として「地域おこし協力隊」についてご紹介いただいた後、自身の考えている移住後の仕事づくりにも最適だと感じ、志望しました。
- 長男か
- いえ、3兄弟の末っ子です
- 任期終了後はどうされる予定ですか。
- 任期終了後は「起業」する予定です。
採用された場合は、地域おこし協力隊の活動をしながら任期終了後の仕事づくりも並行して行いたいと考えています。
✓ゲストハウスを開業したい
✓カフェを開業したい
そういった起業の場合は、地域に店舗ができるわけですから任期終了後に定住するイメージが伝わりますね。
「志望動機」と「任期終了後の予定」は面接でも聞かれますが、一次選考の書類でも書くことが多いので、書類提出時点から「定住の意思」を盛り込んでおくと面接のときにもスムーズに回答できますよ。
書類の書き方については、こちらに詳細を解説しているのでより詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
繰り返しとなりますが、地域おこし協力隊の面接で確認されることの中で最も重要なことは「任期終了後も定住の意思があるか」です。
このポイントを押さえて面接対策をしておきましょう。
地域おこし協力隊では、「優れているか」よりも「(地域と)合うか合わないか」が重要になります。
意外かもしれませんが、地域おこし協力隊の面接の本質は“競争”ではなく”適合”です。
地域おこし協力隊が活動する場所にはそこで暮らす住民の方がいて、生活をしています。
そこに外部の人間が入ってきますので、地域の住民との調和がとれないような方が入ってきてしまっては困るわけですね。
そのため、地域の方たちと”合うか合わないか”を面接で確認していると言えます。
- 個人で仕事をしていくタイプか、チームで協力していくタイプか、強いて言えばどちらか
- チームで協力していくタイプです。前職のシステムエンジニア時代7年間プロジェクト単位のチームを組んで活動をしておりました。
- 地元の方とうまくコミュニケーションをとってやれそうか
- 性格的には人見知りしないタイプなので大丈夫だと思います。
前職では、営業同行として多くの会社へシステム提案を行ったり、システムの問い合わせなどしておりましたので人とのコミュニケーションに苦手意識はありません。
- お酒は飲めるか
- たしなむ程度ですが、楽しく飲むことはできます。
僕の地域はお酒好きが多いので聞かれました。
僕もお酒は好きなので楽しくやっています(笑)
お酒が飲めない方はちょっとしんどいかもしれませんね(笑)
合否はおいておいて、素直に”あまり飲めません”と回答するのがよいですね。
採用された後、あれ?お酒飲めるって言ってなかった?」と住民の方の期待を裏切ることになるのはあまり印象がよくありません。
詳しくは記事の上にあるラジオ収録を聞いてみてください
私の経験談をお話しています。
面接官である自治体の方・住民の方は、あなたが「優れているか」よりも「(地域と)合うか合わないか」をよく見ています。
質問の意図を理解して回答するように心がけましょう!
地域おこし協力隊は、自治体それぞれミッションを設定しています。
そのため、このミッションに対して「自分の経験やスキルをどのように活かしてどのように活躍できるか」を具体的に伝えることが重要です。
面接が終わった後の面接官同士の会話を想像してみてください。
Aさんならうまく活動を進めてくれそうだなぁ
Aさんよかったね!活動内容もはっきりしているし。
Bさんはどう活動していくかよくわからなかったなぁ
Aさんの活動なら住民の方も合意ももらえそうだよね
いかがだったでしょうか。
自分が地域おこし協力隊としてどう活動しているかを具体的に伝えることで、評価をする側は評価のしやすさが変わってきます。
自治体の担当者が地域住民の方と協議する時にも、人物像や活動イメージを明確に伝えやすくなります。
具体的にどういった質問でどう回答をすればいいか事例を見ていきます。
- (提出した企画書について)企画書に記載している内容について、この地域ならではのポイントはありますか。
- 企画書ついて口頭で補足
活動を具体的述べるコツは3つあります。
- スケジュールを入れる
- ステップで書く
- 見える化(ビジュアル化)する
より詳しく活動を具体化する落とし込み方はこちらの記事に掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 自信の経験と技術を今回のミッションにどう生かせそうか。
- 今回のミッションでは、多くの関係者を巻き込んで進めていかなければならないといけないと感じています。関係者の意見や課題を交通整理してプロジェクトを運営していくためのノウハウやスキルは、前職(システムエンジニア)での経験が生かせると思います。
こちらは私が聞かれた質問です
システムエンジニアの経験が応募したミッションで活かせると思い、前職の具体的なノウハウやスキルについて補足して回答しました。
- 地域おこし協力隊になった後どうやって地域に還元をしていくか。
- (地域の場所づくりというミッションに対して)自身のスキルを活かして、地域の方が集える仕組みをつくり、地域交流を支えていく形で還元をしていきたいと思います。
これは僕が聞かれた質問でした。
三味線やスパイスカレーとつくる特技を活かしてイベントづくりをしながら地域の居場所作りをしていくことを回答しました。
ミッションに対して「自分の経験やスキルをどのように活かしてどのように活躍できるか」を具体的に伝えることが重要ですので、この意識をもって面接に臨みましょう!
- 地域おこし協力隊の面接で聞かれること
→地域がもっとも重要視していることは「ヒト」 - コツ1:定住の意思を伝える
→任期終了後も定住する意思があるか - コツ2:地域との調和が取れることを伝える
→「優れているか」よりも「合う合わないか」 - コツ3:ミッションに対してどう活躍できそうかをイメージを具体的に伝える
→評価の判断・地域住民との合意がしやすくなる
今回は、地域おこし協力隊として活動している現役隊員が「地域おこし協力隊の2次面接」での合格体験をもとに面接合格するための5つのコツについて解説しました。
本内容が地域おこし協力隊をこれから志す方の参考になればいいなと思います!
地域おこし協力隊のことはラジオ(stand.fm)でも毎日配信しているのでよかったら聞いてみてください
コラボ収録では、現役地域おこし協力隊の2人が地域おこし協力隊の面接で受かる秘訣についてトークセッションをしています!
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