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・WEBライターに挑戦したいけれど、提案文の書き方が分からない
・そもそも提案文って何を書けばいいの?
・仕事を受注できる提案文の書き方が知りたい
こんなお悩みに答えます!
- WEBライターの提案文の書き方
- 初心者WEBライターが参考にしたい提案文の構成と作り方の流れ
- 受注につながる提案文の差別化ポイントと注意点
こんにちは!当ブログを運営している「こばやし@koba_iju」です。
東京の会社を辞めて、現在は淡路島で古民家を直したり、ライターをしています。
移住してから、田舎で小さな仕事を複数掛け合わせて生計を立てるライフスタイルに変わりました。
そんなわたしの仕事の1つがWEBライターです。
わたしも、移住後に未経験からWEBライターを始めました。
約4か月ほどかかりましたが、ライティングのお仕事で月5万円の売り上げを立てるところまで到達しました!
今回は、未経験からWEBライターに挑戦した時にわたしもつまづいた、提案文の作り方を解説していきます。
- 提案文は、ライターの採用を左右する重要な役割を果たす
- 提案文のマイナス要素を削ぎ落す注意点4つ
・初心者面しない
・提案文が読みにくい
・募集要項を把握した内容を書いていない
・自己紹介で終わらない - 提案文はテンプレートを活用しつつ、クライアントに合わせてカスタマイズしよう
(テンプレートはこちら)
WEBライターの提案文とは、クライアントと初めて言葉を交わし、仕事を依頼するかどうかを決定づける大切な文章です。
WEBライターは、主にオンライン上でお仕事を受発注することが多いですから、この提案文の重要性と役割をしっかり把握しておきましょう。
まずはクラウドソーシングサイトを例に、クライアントがお仕事募集を出してから発注するまでの流れを理解していきましょう。
- お仕事情報を掲載
- ライターからの応募(提案文の提出)
- ライターからの応募内容を精査する(提案文やプロフィール、過去の実績などを読む)
- お仕事を依頼するライターを決めて、発注
クラウドソーシングサイトでは、だいたいこのような流れで受発注が決まります。
ご覧の通り、わたしたちライターにできることは②の応募時に提案文を提出することだけです。
つまり、提案文の内容がクライアントに刺さる内容でなければ、いつまでたっても受注ができません。
お仕事を請けるためには、提案文がとても重要な書類ということ理解しておきましょう。
続いて、発注者目線で「提案文の役割」について補足しておきます。
お仕事に対して複数のライターから応募が来た場合、必ず比較というフェーズが入ります。
- お仕事情報を掲載
- ライターからの応募(提案文の提出)
- ライターからの応募内容を精査する(提案文やプロフィール、過去の実績などを読む)
- お仕事を依頼するライターを決めて、発注
どういった要素を比較・重要視するかは、クライアントよって変わりますが例えばこのような要素が挙げられます。
- ライティングの実績があるか
- 業務知識や実務経験があるか
- 信頼に足る(受注数や完了率など)証跡があるか など
ライバルとなるライターとは、こういった要素を比較されていることを理解して提案文を書くように意識しましょう。
具体的にどう書けば良いかは、以降で解説していきます。
ここでは、提案文を書く時の流れと、具体的な提案文の構成を解説していきます。
提案文を書く時には、以下の流れで着手すると良いでしょう。
- お仕事の内容を把握する
- 提案文のテンプレートを活用して骨組をつくる
- クライアントの募集内容に合わせてカスタマイズする(重要)
やみくもに提案文を出すよりは、応募する仕事内容や募集の要件をしっかり把握して、クライアントがどんなライターを求めているかを考えることが重要です。
本記事では提案文のテンプレートを示しつつ、クライアントが求めるライターであることを示せるようなポイントを解説していきます。
提案文を書く際には、構成=型の考え方を最初に理解しておくと、具体的な内容がイメージしやすいです。
具体的な提案文のテンプレートはこちらで紹介していますので、テンプレートの内容を先に知りたいという方は、クリックして見出しに移ってみてください。
ここでは、具体的に提案文を書く時に押させておきたい4つの注意点を解説していきます。
ここでご紹介する注意点は、ライバルライターと比較された時に、パッと見て「検討の余地なし」と、足切りされないようなマイナス点を回避するポイントです。
発注者の方に何通も提案文が来ている場合、全てをじっくり読み込んで比較検討することはしません(時間がないからライティングを外注しているので)。
まずは、読まれる提案文になるようにマイナスポイントを避けましょう。
- 注意点1.初心者面しない
- 注意点2.提案文が読みにくいのはNG
- 注意点3.募集要項を把握した内容を書いていない
- 注意点4.自己紹介で終わらない
それでは具体的に解説していきます。
提案文の中は、ライティングのスキルやその業界について「初心者」であることを表明するのは避けましょう。
対価を払ってお願いするお仕事を、初心者にお願いしたいとは思いませんよね。
お仕事をする上では、プロ意識を持って提案文を書いてください。
そうは言っても不安なんですよね…
経験不足で不安な気持ちから、初心者と書いてしまいたくなる気持ちはとっても分かります。
移住後にライターとして初めて受注した0→1体験までの葛藤。
— ライターこばだんな|移住の人🧅 (@iju_kobayashike) August 3, 2022
▽WEBライター挑戦してみたい
▽でも仕事のとり方が分からない
▽受注してちゃんと書けるか怖い
▽クラウドソーシング使い方わからん
▽請求書どうやって出すの?
分からないのは調べればいいけど、怖いのはもう勇気出すしかなかったなぁ。
でも、一度飛び込んでしまえば怖いのは最初だけ。
まずは自分でも書けそうなお仕事に、勇気をもって(そして初心者とは言わず)提案文を書きましょう。
ライターの提案文の文章が読みにくいのは、それだけで不採用に近づくので気をつけてください。
では文章の「読みにくさ」は、何が要因なのか、気をつけるべきポイントを整理しておきましょう。
- 誤字脱字
- 語尾の連続(~です。~ます。が続くこと)
- 縦横の圧迫感(句読点や改行の有無)
- 文字の密度(漢字とひらがな・カタカナのバランス)
誤字脱字や語尾の連続(~ます。~です。が3回以上続く)は、2度、3度読み返すことで簡単に気づくけるので、必ずチェックしておきましょう。
また、縦横の圧迫感・文字の密度も重要です。
「読者は文章を眼で読んでいる」
— ライターこばだんな|移住の人🧅 (@iju_kobayashike) October 6, 2021
見た目の気持ち良さで読みづらそうと判断されたら読まれない。
読まれる『視覚的リズム』は圧迫感で決まる。
・句読点で横の圧迫感を取る
・最大5行で改行して縦の圧迫感を取る
・漢字とひらがなのバランスを整える
ー20歳の自分に受けさせたい文章講義ー#読書メモ
こちらは有名な著書「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の中で、語られている内容です。
読者は文書を眼で読んでいること意識して、適切に句読点や改行、漢字を開いてひらがなとのバランスを保つましょう。
改行や難解な感じが詰まっている新聞が読みにくいのは、これらの配慮がないからです。
発注者が読みやすい提案文を心がけましょう。
どんな内容でライターを募集しているか、求められている内容に沿っていない提案文も書いてはいけません。
時々、何通も同じような提案文をコピペで送っているんじゃないかと思わせる提案文を見かけることがあります。
もちろん、初心者のうちは数多く提案文を出すことも大切ですが、募集要項を把握してクライアントの心に留まるような提案文を記載しなければ、採用されないですよね。
- ○○業務の経験があるライターさんを募集
- ○○ジャンルの執筆経験があるライターさんを募集
このような応募内容が記載されている時、提案文に盛り込むべきは「○○業務の経験」や「○○ジャンルの執筆経験」の具体的な記載です。
応募内容をよく読んで、どんな内容が求められているかを理解して記載するようにしましょう。
提案文では、自分の自己紹介や実績紹介で終わることのないよう注意しましょう。
- わたしは○○ジャンルで経験のあるライターです
- 過去に○○の記事を執筆しました
- 過去に○○件の記事執筆経験があります
これらの記載はもちろん重要なのですが、クライアントの視点に立つと…
で、今回のお仕事や弊社にどう貢献できるんでしたっけ?
この質問に対する答えも記載しておくことが大切です。
- エンジニア経験のあるライターさん募集
- SaaS製品の使い方の解説記事を依頼したい
○○会社でエンジニアの経験が7年あります。
会社ではSaaSの○○システムを運用しており、ユーザーからの問い合わせを受け付けるヘルプデスク業務をしていました。
会社での実務経験を活かし、今回の記事執筆において分かりやすい記載や具体例を盛り込むことができるので、読者ニーズに応えられる記事作成に貢献できると考えております。
このように、自分の経験やスキルが今回のクライアントに対してどう貢献できるかも明示することで、クライアントに刺さる提案文に近づけることができます。
提案文のマイナスポイントが押さえられたら、ライバルと比較した時に選ばれる差別化ポイントを解説します。
- 数字を入れた実績を提示する
- 公開可能な実績を提示する
- 執筆ジャンルの知見・専門性をアピールする
1つずつ解説していきます。
提案文には、数字を入れた実績を記載しましょう。
実績に数字が入っていることで具体性が増し、発注者の心に留まりやすくなります。
例えば、
- ○○ジャンルの記事を過去に10記事執筆しました
- SEO記事の執筆を5記事納品した経験があります。
- ○○をテーマにブログに30記事書いています。
このように具体的な過去の執筆実績を「記事数」で掲載すると、実績が明確になります。
すでにいくつか実績がある場合は、数字を入れて具体的な実績を提示しましょう。
公開可能な実績記事があれば、こちらを提示しましょう。
記名記事(自分が書いたと分かる記事)があれば一番良いですが、クライアントに許可を得ているのであれば、記名記事じゃなくても問題ありません。
記名記事を獲得するまで少し苦労しますよね
わたしの場合ですと、以下の記事をクライアントから公開可能として許可を受けており、実際に提案文やポートフォリオとして提出したりしています。
また公開可能な実績記事がない、まだ一度も納品したことがない場合でも、自分のブログを提示することが実績に置き換えることができます。
わたしも一番最初に提案文を送った時には、当ブログの記事を実績にして応募しました!
実際に書いた文章をを読むことで「どんな文章を書くのか」「どの程度の文章力なのか」を確認できるので、提案文に公開可能な実績記事を添付するのはとても効果的です。
ここは大事なところです。
応募要件に書いている執筆ジャンルの知見・専門性をアピールしましょう。
記事を執筆する時には、ライティングスキルももちろん重要ですが、執筆ジャンルのテーマに対する知見や知識があることも重要なんですね。
- エンジニア経験のあるライターさん募集
- SaaS製品の使い方の解説記事を依頼したい
○○会社でエンジニアの経験が7年あります。
会社ではSaaSの○○システムを運用しており、ユーザーからの問い合わせを受け付けるヘルプデスク業務をしていました。
会社での実務経験を活かし、今回の記事執筆において分かりやすい記載や具体例を盛り込むことができるので、読者ニーズに応えられる記事作成に貢献できると考えております。
これはわたしの事例ですが、上記のようにエンジニアの知見が求められるITジャンルの執筆テーマにおいて、自分の専門的な知識がや経験があることは有利に働きます。
- エンジニア経験が7年あること
- ユーザーからの問い合わせを受け付けるヘルプデスク業務の経験があること
特に、専門性が必要なライティング案件に応募する時にはこの知見や業務経験をよく見られます。
逆に言えば、会社員をしながら副業ライターをしていて、自社の業務に関連する執筆テーマであれば、かなり知識があるはずです。
本業で培った専門性を提案文でアピールし、魅力的な提案文に仕上げることができます。
応募しようとしている案件に対して、必要な専門性が何かを理解し、自分に専門性があるならば必ず書きましょう。
最後に「この案件は絶対に勝ちとりたい」って時に使えるパワープレイの話しも…。
そのメディアやクライアントと絶対に仕事がしたい場合や、継続案件を見越してここは絶対に勝ち取りたい!と、思う場面が来るかもしれません。
そんな時は「募集内容にそったテーマで先に記事を仕上げて提案文に添える」ってのもアリです。
- エンジニア経験のあるライターさん募集
- SaaS製品の使い方の解説記事を依頼したい
○○会社でエンジニアの経験が7年あります。
会社ではSaaSの○○システムを運用しており、ユーザーからの問い合わせを受け付けるヘルプデスク業務をしていました。
会社での実務経験を活かし、今回の記事執筆において分かりやすい記載や具体例を盛り込むことができるので、読者ニーズに応えられる記事作成に貢献できると考えます。
こちらに今回のテーマ「○○(製品名)の使い方」の記事を執筆してみました。
<URL>
本来であれば提案文がクライアントに刺さり、仕事を受注してから記事執筆をするわけですが、どうしてもライバルより抜きん出たい!場合は、こんなパワープレイもありです。
もちろん時間も労力もかかりますし、書いたからと言って必ずしお仕事がもらえるわけではありません。
過去に一度ダメだったケースもあります。
このメディアで書きたい!と思って原稿を引っ提げて直営業に飛び込んだんですが、見事に散りました。
でも誰もやっていないことをやると、クライアントには刺さります。提案文を読んでもらい、仕事をお願いする検討の1人にはなれるでしょう。
ここぞという時には、そこまでやる人もいたなぁ…と思いだしてみてください。
ここからは、具体的に提案文を作る時に参考にしたい、提案文のテンプレートのご紹介です。
そのまま使えるところは使い、他のライターと差別化するために工夫するべきところは工夫をしましょう。
はじめまして。
○○で○○している(自分の強みや後述する提案内容の保証になるような立場など)ライターの○○(名前・ライターネーム)です。
今回、○○(執筆テーマ・ジャンル)について○○(実績や経験)がありますので、お役に立てると思いまして応募させていただきました。
【案件内容の確認】
・記事のテーマ:○○(応募文に記載の執筆テーマやキーワード
・業務内容:○○(応募文に記載の作業内容・範囲)
・報酬:○○○円(応募文に記載の報酬額)
・納品形式:Word形式など(応募文に記載の納品方法を記載)
・連絡方法:チャットワーク利用可能(チャットワークなどを用いる場合などは、可能かどうかを記載)
・その他の条件:秘密保持契約の有無など
【経歴】
・20XX年XX月 ○○大学 卒業
・20XX年XX月 株式会社XXXXXへ入社
○○業務を経験(案件に関係があるものを記載)
・20XX年XX月 異動に伴い、○○部へ
○○業務を経験(案件に関係があるものを記載)
・20XX年XX月 株式会社XXXXXへ転職
○○業務を担当
・20XX年XX月 WEBライターとして活動を開始
【実績】
過去に○○に関する記事を○○件以上納品しております。
・記事名
・<URL>
・記事名
・<URL>
その他のポートフォリオはこちらからご覧いただけます。
・<URL>
【対応可能な記事数(作業量)】
・平日は2時間、休日は4時間程度の作業時間が確保できます。
・3000文字の記事なら週に2~3本執筆可能です。
【強み】
○○会社で○○の経験が○年あります。(案件に関係あること)
会社では○○をしており、○○業務をしていました。(案件に関係あること)
実務経験を活かし、今回の記事執筆において分かりやすい記載や具体例を盛り込むことができるので、読者ニーズに応えられる記事作成に貢献できると考えております。
【その他】
ご連絡は当日中にお返しするよう心がけております。
最後になりますが、ぜひ一緒にお仕事させていただけたら嬉しく思います。
ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
では、具体的に解説していきます。
はじめまして。
○○で○○している(自分の強みや後述する提案内容の保証になるような立場など)ライターの○○(名前・ライターネーム)です。
今回、○○(執筆テーマ・ジャンル)について○○(実績や経験)がありますので、お役に立てると思いまして応募させていただきました。
- IT系の執筆ジャンルの応募なら
はじめまして。
IT系の記事執筆を中心にしている、ライターのこばだんなと申します。
前職では7年間システムエンジニアをしており、特にサーバー運用や運用サポート業務の経験がありますので、今回の○○(IT系の執筆テーマ)記事作成について、お役に立てると思いまして応募させていただきました。
こんなイメージで、自己紹介の冒頭からクライアントに刺さるような書き方をしてみると良いでしょう。
【案件内容の確認】
・記事のテーマ:○○(応募文に記載の執筆テーマやキーワード
・業務内容:○○(応募文に記載の作業内容・範囲)
・報酬:○○○円(応募文に記載の報酬額)
・納品形式:Word形式など(応募文に記載の納品方法を記載)
・連絡方法:チャットワーク利用可能(チャットワークなどを用いる場合などは、可能かどうかを記載)
・その他の条件:秘密保持契約の有無など
このように、提案文には「どの案件内容に対する提案文か」が分かるように、応募文を添えておきましょう。
提案文に応募文の内容を書くのはなぜ?
募集しているのは自分(募集主)なのだから分かっているのでは?
【経歴】
・20XX年XX月 ○○大学 卒業
・20XX年XX月 株式会社XXXXXへ入社
○○業務を経験(案件に関係があるものを記載)
・20XX年XX月 異動に伴い、○○部へ
○○業務を経験(案件に関係があるものを記載)
・20XX年XX月 株式会社XXXXXへ転職
○○業務を担当
・20XX年XX月 WEBライターとして活動を開始
経歴部分では、端的にあなたの職歴や案件に関係がある経験を記載しましょう。
- エンジニア経験のあるライターさん募集
- SaaS製品(ある製品の名前)の使い方の解説記事を依頼したい
【経歴】
・20XX年XX月 ○○大学 卒業
・20XX年XX月 株式会社XXXシステムへ入社
○○業務でXXX製品を使用
・20XX年XX月 WEBライターとして活動を開始
このように、例の場合は「ある製品の使い方(例えばツールやExcelなどのOfficeソフト」を解説してほしいという案件ですから、実際に業務で使用していたことを経歴に書くと良いでしょう。
提案文では、実績の提示がとても重要です。
提示する実績には、大きく分けると2つあり「文章力の実績」「案件に対する専門性の実績」の両方があると好ましいです。
【実績】
<過去の納品実績を提示し、文章力を示す>
過去に○○に関する記事を○○件以上納品しております。
・記事名
・<URL>
・記事名
・<URL>
その他のポートフォリオはこちらからご覧いただけます。
・<URL>
<案件に対する専門性を示す>
株式会社XXXに在籍時代、今回のテーマとである○○に関して○○年間の業務経験があり、具体例などの一次情報を盛り込んで分かりやすく執筆が可能です。
このように過去にいくつか納品したことがあり、公開可能な実績記事がある場合は提案文に盛り込んで、文章力をアピールしましょう。なるべく案件に近いテーマの記事を提示すると、クライアントも評価しやすくなります。
また、案件に対する専門性を示すためにも、過去の業務経験や関与した年数などを記載すると、説得力が高まります。
初心者ライターで、まだ受注したことがありません。
文章力はどのように提示すれば良いのでしょうか?
とはいっても、駆け出しライターの場合は提示できる実績の記事がないことが多いですよね。
分かります…(どうすりゃええねんって感じですよね)
その場合は「自分でブログ記事を書いて実績にする」ことで解消できます。
提案文に置き換えると次のようなイメージです。
【実績】
<自分のブログ記事を提示し、文章力を示す>
○○に関するブログ記事を執筆しております。
・記事名
・<自分のブログ記事のURL>
・記事名
・<自分のブログ記事のURL>
<自分のブログを記事を提示し、案件に対する専門性を示す>
今回のテーマとである○○に関して、○○年間の使用経験があり、具体例などの一次情報を盛り込んで分かりやすく執筆が可能です。
「【おまけ】ライバルに絶対勝ちたいなら先に記事を書いて提案文に添える」の見出しに記載した考え方に近いですが、勝ち取りたい案件や、これから取り組みたいテーマであらかじめ自分のブログ記事を書いておくと、提案文に流用できるようになります。
- 今後、IT関連テーマで案件を獲得したい
・システムエンジニアのメリット・デメリット
・システムエンジニアとは?システムの開発の仕事を解説
- 今後、転職のテーマで案件を獲得したい
・転職エージェントを利用するメリット・デメリット
・転職エージェントを使う時の注意点3選
このように、自分が今後獲得したテーマで自分のブログ記事を書いてみましょう。
ブログを開設するなら、Xserverやコノハウイングなどの大手レンタルサーバーが選択肢にあがりやすいですが…
実はWebライターの営業ツールとしてなら「ラッコサーバー」で開設する方がコスパがいいです。
Xserverもコノハウイングも月額1000円程度の費用で、本格的なサイト運営ができるスペックを備えています。
とはいえ、営業用のポートフォリオサイトとして活用する程度なら、そこまでのスペックは不要です。
案件を獲得をして公開できる実績を作るまでの間は
・WordPressが触れる環境(入稿スキルの練習)
・ポートフォリオ記事が作れる環境
の2つがあればよいので、月額500円以下で運営できるサーバーの方が賢い選択と言えるでしょう。
どんなテーマで記事を書いておけば良いか分からない方は、下記の記事でも切り口の見つけ方を解説しておりますので、あわせてご覧ください。
【対応可能な記事数(作業量)】
・平日は2時間、休日は4時間程度の作業時間が確保できます。
・3000文字の記事なら月に10本~15本、執筆可能です。
(・3000文字の記事なら週に2~3本執筆可能です。)
クライアントがライターを選ぶ時、このライターは「どれくらい仕事をお願いできるのか」が知りたいですよね。
なので、先回りして提案文に「1か月の対応可能な作業量(時間や記事数)」を書いておきましょう。
クライアントの心情として、一度お仕事をしてみて「このライターはスキルもあるし、継続的にお仕事をお願いしたい」となるケースはよくあります。
継続でお仕事が獲れれば営業の時間がなくなるので、執筆可能な記事数が増えたり時給単価もUPするよね!
あの…ライター駆け出しの場合、自分が月にどれくらい執筆できるか分からないので書きづらいのですが、その場合はどうしたら良いのでしょうか?
その場合は、自分のブログ記事を執筆する過程で作業にかかった時間を計測しておくと良いでしょう。
- 今後挑戦したいテーマが「転職」なら、クラウドワークスやランサーズで似たような案件を探す
- 実際に応募が出ている案件(キーワードなど)を元に、自分のブログ記事を書いてみる
例 キーワード「転職エージェント メリット」 - 工程ごとに時間を計測してみる
3000文字の記事を作成するのに作業にかかった時間は…
▼リサーチ(読者ニーズを把握):3時間
▼構成(見出しづくり):1時間
▼執筆:2時間
▼推敲:1時間
→ 合計で7時間
執筆するテーマによって、リサーチ時間などは変わると思いますが、最初は自分の得意なジャンルでOKです。
とはいえ、最初はいろいろ調べながらの作業になると思いますので、けっこう時間がかかると思います。
上記のように、自分のブログで1記事書き上げるまでの時間が合計7時間であれば、月に稼働できる時間とあわせて考えると、執筆可能な記事数がでてきます。
1週間に稼働できる時間が平日2時間・休日4時間:週18時間稼働できる
→18時間÷7時間=2記事
→1か月(4週間+α)に対応可能な記事数=8~10記事程度執筆可能
クライアントに提示できる実績がまだない人は、自分のブログで実績作りをする場合もあると思うので、この時に執筆時間を計測しておくと良いですね。
【強み】
○○会社でエンジニアの経験が7年あります。
会社ではSaaSの○○システムを運用しており、ユーザーからの問い合わせを受け付けるヘルプデスク業務をしていました。
実務経験を活かし、今回の記事執筆において分かりやすい記載や具体例を盛り込むことができるので、読者ニーズに応えられる記事作成に貢献できると考えております。
提案文の注意点4でも述べた通り、提案文を自己紹介で終わらせないために、これまでの経験や培ったスキルを活かしてクライアントに「どう貢献できるのか」を明示しておきましょう。
【その他】
ご連絡は当日中にお返しするよう心がけております。
最後になりますが、ぜひ一緒にお仕事させていただけたら嬉しく思います。
ご検討のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
最後は、一言ご挨拶を添えて締めくくります。
連絡についてもなるべく当日中にリアクションする旨、記載しておくと良いでしょう。提案文をもらって採用と連絡したのに、すぐに連絡が返ってこないライターさんはその後が不安になります。
レスポンスは2日以上あけないようにしよう!
提案文を書く際のQ&Aをまとめてみました!
記名記事や公開できる実績がなければ、今から作ればOKです!
自分のブログに記事を書いてみて、それを実績しても大丈夫です!
詳しくはこちらで解説しています。
提案文のテンプレートを活用してみてください。
テンプレートはこちらからコピーできます。
提案文を書く時の注意点は4つあると思います。
いずれの内容に当てはまってはいないか、今一度見てみてください。
注意点1,2はすぐに気づくと思いますが、特に注意点3,4について着目して見直しみてください。
提案文をクライアントに深く刺すためにも、募集要項を把握してどう貢献できるのかを考えてみましょう。
多くのメディアで利用されているWordPressブログの開設方法は下記の記事で説明しています。
WordPress(ワードプレス)のブログの始め方|【初心者向けに図解で解説】かなり具体例を交えて解説したので、1万字を越える記事になってしまいましたね。
改めてまとめます!
- 提案文は、ライターの採用を左右する重要な役割を果たす
- 提案文のマイナス要素を削ぎ落す注意点4つ
・初心者面しない
・提案文が読みにくい
・募集要項を把握した内容を書いていない
・自己紹介で終わらない - 提案文はテンプレートを活用しつつ、クライアントに合わせてカスタマイズしよう
(テンプレートはこちら)
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
今回の記事の中で、提案文やポートフォリオに必要な「実績づくり」が最初は一番大変かと思います。
下記の記事をあわせて読めば、実績づくりも解像度があがると思いますので、あわせてお読みください
駆け出しライターの方向けに、体験談をまとめました!