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・移住先を下見する時は、何に気をつけたらよいのだろう?
・実際に地域を見て回る前に、何を準備しておけばよいのかな?
・貴重な時間とお金を使って移住先を訪れるから、失敗したくない!
移住先の下見をお考えのあなた、こんな不安をお持ちではありませんか?
移住先を下見する時には、確認しておくべきポイントを知らないと、移住した後に想像と違った!と、後悔する可能性があります。
ここでご紹介する「移住先の下見をする時の4つの注意ポイント」を理解すれば、下見の時に効果的な情報収集ができるようになります。
今回の内容は、わたしが移住の下見で失敗したポイントでもあるので、あなたには絶対に同じ失敗をしてほしくありません。
本記事では、移住先の下見の時の4つの注意ポイントを、具体例を交えながら解説していきます。
明日「下見に行きます!」という方でもすぐに使える内容ですので、移住先の下見でしっかりと地域情報をゲットすることができるようになります。
こんにちは!当ブログを運営している「こばだんな @iju_kobayashike」です。
- 移住先を下見するのは、インターネット上では分からない「深い地域情報」を獲得するため
- 移住先の下見は厳寒期に訪れ、”体験”の壁を超えることに意味がある
- 移住先の下見は一人でいかない!現地の人に紹介してもらうと効果的
- 自分なりの「暮らしやすさ」の軸を持って、下見をするべし
- 移住者が営んでいるお店があるかで、チャレンジしやすい環境か分かる
地方移住で失敗しないためには、移住前に必ず現地の下見をする必要があります。
移住の失敗の大半が、「こんなはずではなかった」という移住前後のギャップに戸惑った結果、環境に馴染めず暮らしが維持できない場合が大半です。
- (例1)自然豊かな暮らしに憧れて移住したけれど、毎日通うスーパーやこどもの保育園が遠く、日常の生活が不便すぎて断念した。
- (例2)移住先の地域の人たちが移住者のことを好んでおらず、良好な人間関係がつくれないので、引っ越した。
こういった理由で、移住後に不幸な思いをしてしまう人たちもいます。
例1の場合、事前に地域を下見して「生活でよく使う場所の距離感」を確認しておけば、回避できたかもしれません。
例2の場合、現地で先輩移住者の方の話を聞いてみることで、地域の状況をよく知ることができます。
そして、場合によっては「移住者に対する印象がよい」別の地域を選んだ方が得策だったかもしれません。
移住者の多い場所というのは、受け入れる行政や地域の方々が移住者に対して好意的である場合も多いです。
このように、移住先を訪れてみることで現地でしか得られない、深い地域情報を得ることができます。
移住後に後悔しないためには、こういったそこに住んでいる人の深い地域情報を参考にすることが大切です。
地方移住を検討している人が、移住先の下見でやるべきことを解説していきます。
実際に地域に訪れて下見をする場合、時間に限りがあると思います。
限りある時間で効率よく使って下見をしていくために、事前の準備と当日やることをそれぞれ把握しておくと良いでしょう。
- 【準備編】地域の拠点の位置関係をGoogleマイマップでまとめる
- 【準備編】聞きたいことリストを作って関係者に事前に送る
- 【当日編】生活圏のエリアをみる
- 【当日編】その土地の地形をみる
- 【当日編】物件が決まっている場合は、家の周りをみる
準備編でまずやることは、事前にGoogleマップやストリートビューを活用しながら、インターネット上で調べられることをまとめましょう。
Googleマイマップを使えば、自分だけの地図を作ることができます。
下調べをしている時に、分からないことやきいてみたいこともでてくるでしょうから、移住相談窓口の担当者や、現地の先輩移住者に「聞きたいことリスト」に取りまとめましょう。
当日までに、その聞きたいことリストは関係者に共有しておくとよいですね。
スムーズに当日回答がもらえたり、実際に下見で気になる場所を見て回ることができるかもしれません。
下見当日は、主に暮らしの生活圏となる地域を重点的に見て回ります。
Googleマップやストリートビューでは分からない地形(高低差)なども、要チェックですね。
移住の際、土地や物件の購入を検討されていて、すでに目星をつけている場所があるなら、その周辺もしっかり確認しておきましょう。
移住先の下見で準備すべきことと当日やるべきことについては、こちらの記事で具体的に解説していますので、ぜひご覧ください。
移住先を下見する時に、タダ見ているだけではいけません。
あなたが移住した後、理想の暮らしを実現できそうか、確かめていく必要があります。
今回は、移住先を下見する時に注意しておきたい4つのポイントを解説していきます
- 移住先の下見は時期と時間帯を変えて、複数回訪れる
- 先輩移住者や現地をよく知る人に、地域を案内してもらう
- 暮らしに必要な拠点が、生活圏の無理のない距離にあるかを確認する
- 移住者が営んでいるお店があるかを確認する。
1つずつ見ていきましょう。
移住先の下見は、可能な限り時期と時間帯を変えて複数回訪れましょう。
なぜなら、時期や時間を変えることによって、環境の厳しい時期や季節的な課題が見えてくるからです。
そして見えてきた実態や課題の中に、あなたが「移住できない致命的な理由」がないかを事前に把握することがとても重要なのです。
特に、その地域の厳寒期に訪れることが最も有効です。
- 北海道への移住を検討しているなら、季節の良い夏の時期だけではなく、雪が降る厳寒期(1~3月)に訪れることで、雪のある暮らしの厳しさや意外な楽しみを知ることができます。
地方移住を検討されている方には、著書「知識ゼロからはじめる地方移住7つのステップ」の中で、わたしがお試し移住についてインタビューした「たみのこ夫婦さん ( @taminolife ) 」の投稿が、とても勉強になると思います。
たみのこ夫婦さんは、お試し移住をしながら移住先を探しており、本記事執筆時点では北海道にお試し移住をされています。
「北海道の冬を知らずに移住はできない!」そんな気持ちが伝わる投稿をされていて、とても有意義なお試し移住だと思います。
わたしも新潟に生まれて22年、青森に住んで4年の経験があります。
雪の厳しさや楽しさは体感していますが、大事なのは自分で「体験してみる」ことです。
雪のある暮らしを理解するには、インターネット上の評判や知人の話(わたしの発信も含めて)を「聞いたことがある」「TVで見たことがある」といったことに、価値はあまりないと思っています。
それほどまでに「体験した」ことによって得られる感覚の違いは大きく、移住を検討されているのであれば、”体験”の壁は、超えるべきものだと感じます。
雪国に関する話は、青森県に30年住んでいるわたしの知人とのインタビュー対談がありますので、参考にしてみてくださいね。
\1クリックで再生!バックグラウンドでも聞ける/
北海道の話しはかなりわかりやすい例ですが、
- 実際に現地に行ってみたら、最寄りのスーパーが閉店していた
- 通れると思っていた道が、実は通れない道だった
- 毎日通るであろう道が想像よりも険しかった
このように、実際に現地を訪れることによって、地域の状況が分かるようになります。
地域のことを分かった上で、あなたにとって「致命的な移住できない理由」がないかを確認することが大切です。
地域にいくら魅力があったとしても、その場所で毎日暮らすのはあなたです。
そのあなたが、「これでは、移住は難しい…」と思ってしまう致命的な理由があるのであれば、焦ることはありません。
他の地域にも視野を広げ、じっくり検討していくのが得策です。
移住先を下見する時には、先輩移住者や現地をよく知る人に、地域を案内してもらうと効果的です。
実際に住んでいる方に地域を紹介してもらうことで、自分では気づけない地域情報を同時に知ることができるからです。
特に、先輩移住者と話すことができると、移住者の目線で街のこと教えてくれるので参考になる情報が多いです。
- 子育てに便利な児童館、遊び場のポイント
- 通っている病院の評判
- 込み合う時間帯や道路情報
- 移住者の営んでいるお店や人脈情報
わが家は子連れ移住だったので、お子さん連れの先輩移住者の方にもっと話を聞いておけばよかったなーと失敗しました!
Googleとかでは、小児科の病院の評判が全然わからない!
地方では、インターネット上に情報が投稿される数が少なく、外から見ていても評判が分からないことが多いです。
先輩移住者の方を交えながら地域を見ていくことで、実際の地理的な状況を把握することだけではなく、その先の生活の知恵や暮らしの情報まで、同時に手に入れることができます。
その地域に住んでいなければ分からない深い情報を得ることで、移住後に暮らしていけそうか判断できる情報がそろっていきます。
あなたが移住先を下見する際は、ぜひ先輩移住者と話す機会を設けましょう!
先輩移住者とつながるためには、「地域のキーパーソン」の力を借りるとスムーズにいきます。
こちらの記事で具体的に解説していますので、「先輩移住者と繋がりたい!」という方はぜひご覧ください。
移住先の下見をする時には、暮らしに必要な拠点が、生活圏の無理のない距離にあるかを確認しましょう。
生活圏の移動距離を把握することで、実際の暮らしやすさが分かります。
「暮らしやすさ」には指標がいくつかありますし、人によって基準が変わるものですが、私が意識している基準の一つである「時間コスト」の例を紹介しましょう。
時間コストとは、通勤や買い物などの外出時に必要となる移動時間を指します。
私も会社員時代は東京で働いていましたが、家を出てからオフィスに着くまでの通勤時間が、1時間ほどありました。
わたしは東武東上線の中板橋駅に4年、西武新宿線久米川駅沿線に2年ほど住んでいました。
主な職場が新宿近辺でしたので、電車に乗っている時間が20~40分、歩いている時間が20分くらいでしたので、片道おおむね1時間ほどの通勤時間でしたね。
これは通勤時間の「時間コスト」が1時間ある状態です。
一方スーパーには、徒歩で10分ほどのところにあったので、買い物の「時間コスト」は往復で20分です。
地方移住を考える人の中には「自然が豊かな場所で暮らしたい」こう考える人もいるでしょう。
確かに自然に近ければ、精神的にも環境は良くなるかもしれません。
山奥や離島など、場所によっては生活における時間コストが高くなり、「暮らしやすい」とは言えなくなります。
片道1時間かけてスーパーに行くのはしんどいよね
こういった観点から、わたしは毎日を暮らす場所=すなわち生活圏がコンパクトな場所が「暮らしやすい」なと感じています。
あなたが無理に感じない程度(車で30分圏内ならOKなど)はどれくらいなのか、実際に下見する地域はどうなのかを確認しておくとよいでしょう。
移住先の下見をする時には、暮らしに必要な拠点が、生活圏の無理のない距離にあるかを確認してみてください。
あなたが移住先で「起業したい!」「カフェを開きたい!」「新しいことに挑戦したい!」という思いがあるなら、移住者が営んでいるお店があるかを確認しましょう。
移住後に、あなたがその場所で挑戦を実現することができそうか、挑戦に適した土壌か見えてきます。
地域に移住者が営んでいるお店が多いということは、単にその移住者の方が凄いのではなく、その地域が挑戦しやすい街である可能性があります。
自治体によっては、移住者の創業・開業時に補助金や助成金を出してくれる制度があります。
わたしの住む街でも、起業・創業支援の制度があり「チャレンジショップ」という形で、お店をスモールスタートすることができます。
わたしの知人は、移住後にこの制度を使ってスタートし、現在は実際に店舗経営を果たしています。
お店の改装でウッドデッキを一緒にDIYしたり、厨房機器を搬入したりしました。
ぼくが改修工事をしている、古民家に近いので、いつもランチでお世話になっています!
また、移住者の経営者や店舗同士のネットワークがあり、あたらしい補助制度の情報共有やイベント出店情報の共有などもされています。
移住者が営んでいるお店が多い地域では、こういった横のつながりあるようです。
そのつながりに入ることができれば、同じ移住者として挑戦するあなたの背中を、地域のみなさんが押してくれることもあるでしょう。
金銭的な援助に関する情報も大事ですよね。
わたしも移住後、移住者の経営者の方から地域の信用金庫担当者をご紹介いただき、移住後の開業に関する融資の際は、ぜひ協力させてください…と、つながりを持つことができました。
「移住者が営んでいるお店」情報や、その先にある人脈やつながりがあることを理解しながら、現地の下見をしていきましょう。
そのために、現地に詳しい人や先輩移住者と一緒に下見ができるよう、準備をしておくことが大切です。
- 移住先を下見するのは、インターネット上では分からない「深い地域情報」を獲得するため
- 移住先の下見は厳寒期に訪れ、”体験”の壁を超えることに意味がある
- 移住先の下見は一人でいかない!現地の人に紹介してもらうと効果的
- 自分なりの「暮らしやすさ」の軸を持って、下見をするべし
- 移住者が営んでいるお店があるかで、チャレンジしやすい環境か分かる
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
移住先を下見する時の注意点がおわかりいただけましたでしょうか。
実際に、移住先を下見をする時にぜひ活用してみてくださいね!
「移住先の下見」でもこんなに注意することがあるのか。
地方移住の進め方がまとめて学べるものがあるといいんだけど…
地方移住の進め方を体系的に解説した内容を書籍化しています!
この書籍では、地方移住の進め方だけに焦点を当てて、7つのステップで具体的に解説しています。(ボリュームはなんと3.5万文字超え)
下記の記事に、読者の感想やカテゴリランキング1位の状況についても掲載していますので、合わせてご覧ください。